思いを受け継ぎ、心に寄り添う ~人権・同和教育主任研修~
2024年8月30日 18時28分8月27日(火)、令和6年度人権・同和教育主任研修が行われました。
この研修は、今日的課題についての理解を深め、各学校で人権・同和教育を推進するリーダーとしての資質向上を目指すものです。
まず一つ目の講座は「多様な性の在り方について」と題して、聖カタリナ大学から先生をお招きし、お話していただきました。
具体的な事例やデータ、当事者の方の声をたくさんご紹介いただきました。他人事とみるのではなく、自分事としてしっかりと捉えることの必要性を強く感じました。
二つ目の講座は「思いを繋ぐ」と題して、愛媛県人権問題研修講師の先生に、ご講義いただきました。
先生の豊富なご経験やエピソードから、差別の歴史や不合理、子どもたち一人一人に寄り添うことの大切さなど、様々なお話をしていただきました。感銘を受け、涙を浮かべた受講者さんもいらっしゃいました。
✏️「LGBTについて理解を深めることができました。悩みを抱えている生徒が孤独にならないように安心できる言葉かけ、気持ちをもって生徒に接していきたいと思います。」
✏️「人権・同和教育は、子どもの立場に立ち、子どもに寄り添って進めていかなければならないということを学びました。」
✏️「「先人たちの思いを受け継ぐ」という言葉が心に残りました。不当な差別を無くしたい、次世代の子供たちを差別から守りたいという強い思いを私も受け継ぎ、強い意志を持って取り組んでいきたいです。」
など、受講者の先生方からの感想が寄せられています。
目の前の子どもたちが、ありのまま、幸せでいられるように我々は何をしてきたのか、これから何ができるのか。
これまでを振り返るとともに、これからも主体的に学び、人権感覚を磨き続けていきたいと強く感じた一日となりました。