センター日記

まつやま教育研修センターフェスタ2024開催内容

2024年2月12日 16時02分

 2月9日(金)に開催しました「まつやま教育研修センターフェスタ2024」では、市内すべての学校はもとより、愛媛大学の先生方、大学院生の皆様、市内外の教育行政機関の皆様を含む350名を超える皆様に御参加いただきました。御参加いただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

 フェスタの開催内容について、写真付きでお伝えします。青字は本市受講者の感想です。

【開会行事・基調提案】

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【愛媛大学教職大学院 特定教授 田頭 良博 先生による特別授業】

 東雲小学校6年 国語科 「いのち愛しむ」 ―死刑囚 島 秋人 短歌にこめた思いー

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・児童だけでなく、参加者を引き付ける授業展開や話し方、思考の拡散と収束を促すコーディネートなど、学ばせていただくことがたくさんあった。

・教材の持つ力を改めて考えさせられた。子ども達が一生懸命考え、自分の言葉で発表する姿がとても印象的だった。

・初めて子どもと出会いこのような授業ができるなんて、さすが田頭先生だと思った。このような機会を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

【公開授業・研究協議】

 ■社会科 東雲小学校4年 「わたしたちの県の特色ある地いき ー豊かな自然を生かすまち愛南町ー」

 ■社会科 東中学校1年 「中世の日本」

 ■美術科 東中学校2年 「あなたはデザイナー ー松山を『勝手にコラボ』でPRー」

 ■特別支援教育 八坂小学校生活単元学習 「まつりの秋 ー月花星まつりをしようー」

 ■特別支援教育 東中学校保健体育科 「体つくり運動 ー風船で学びをつなげようー」

 「学び合う学習の充実」の具体として、授業公開をしていただきました。

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・授業準備、単元構成など、練りに練られた授業だと感じた。

・基調提案や公開授業を参観させていただき、まずは自分の授業の中でも、生徒に選択をさせる場面を取り入れてみたいと思った。

・資料提示の仕方や子ども達への問い返しなど、とても参考になった。子ども達が生き生きと活動している姿を見て、これまでの積み重ねを感じた。

・生徒一人一人の個性が発揮され、生徒同士でアドバイスをしたり相談をし合ったりして、生徒主体の活動となっていた。

・子ども達が生き生きと語り、満足した表情で終わった、質の高い授業だった。

・担任の先生が一人一人の児童の特性に応じて、ワークシートやくじ引きの景品など、細かいところまで配慮して事前準備されていた。授業でも、その子なりの意思決定や意思表現の力を身に付けさせたいという先生の思いが伝わってきた。

・特別支援教育の視点で授業づくりをすることは、通常学級においても大切なことだと再認識した。明日からの実践に取り入れたいことをたくさん学ばせていただいた。

・魅力的な題材が生徒の主体性を生んだと感じた。「複線型」「学び合い」についての工夫を、私も考えていきたい。

・先生の準備、子どもたちの生き生きとした態度を見て、自分も学年末に向けてギアを切り替えた。

 昼休憩では、1階エントランスホールで、「ロイロノート・スクール」「eライブラリ」「タブレットドリル」の体験や質問ができるブースを設け、それぞれの会社の方に来ていただきました。先生方が悩みを出し合ったり、困っていたことを尋ねたりしていました。

 また、2階カリキュラムサポート室では、オンデマンド配信中の実践発表動画を上映しました。それぞれの発表者の取組に熱心に聞き入っている先生方の姿がありました。

【分科会】

 Ⅰ 「SDGsと松山の先人たち」の活用

 Ⅱ 特別支援教育

 Ⅲ リーディングDX

 Ⅳ 生成AIの活用

 先生方の工夫された実践発表をもとに意見交換をするなどして、充実した協議の時間となったようです。

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・実践校の取組を具体的に教えていただき、大変参考になった。できそうなことから早速実践してみたい。

・生成AIについては、これから数年もかからないうちに、今日紹介していただいたことができる日常になるのだと思う。時代にしっかりついていくためにも、研修に参加することが大切だと思った。

・これまで当たり前だと思っていた自分自身の考え方を見直していく必要があると感じた。

【講演・全体講評】

 「個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させるとは?」

 講師:聖心女子大学現代教養学部教育学科 教授 益川 弘如 氏

 益川先生には終日参加いただき、私たちの取組を御覧いただいた上、講演の中でそれを意味付けし、具体例を挙げながら今後の方向性をお示しいただきました。

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・データに裏付けられた理論にはとても説得力があった。ジグソー法の演習も、とても分かりやすかった。

・個々が自分で課題に向き合い、解決しようとする姿勢を身に付けられるような学び合いの仕方を自分も学んでいきたいと思った。

・今後、協働的な学びを進めていく上で大変参考になる話だった。具体的に考えることができる場面があり、聞きやすい講演でだった。

・日頃の自身の実践と先生の御講演の内容をつなげて、自分のものにしていきたい。

・様々な学び方が提案されていて、大いに参考になった。今後も教師が柔軟に対応していき、子どもたちの学びを充実させていくことが大切だと感じた。

 これからも、まつラボは「つどう・つながる・つくりだす」を合言葉に、松山の教育の創造の起点として、先生方の学びを支える存在でありたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。