SDGsを学校に取り入れよう!~SDGs推進研修~
2023年5月31日 08時30分5月26日(金)、SDGs推進研修を実施しました。松山市が「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定されたことを受け、昨年度から始まった本研修。「持続可能なふるさと松山のまちづくりを担う子どもたち」を育成するために、「持続可能な開発のための教育」である「ESD」が注目されています。
そこで今回の研修では、まず、松山市立小学校の実践事例を二つ紹介していただきました。一つは昨年度「SDGsアライアンススクール」として活動した中島小学校の事例、もう一つはESDティーチャーとして認定されている先生がおられる久枝小学校の事例です。
中島小学校は「豊かな島の暮らしを守ろう」をミッションとして、港でプロジェクションマッピングを行ったり、地元農家のみかんジュースのラベルをつくったり、漂着物でアート作品をつくったりと、自分たちにできることを通して島の未来について考えていました。
久枝小学校は、地域の伝統行事「どんど焼き」や「川狩り」を体験するなど、地域との関わりに重きを置いた学習活動を展開しています。特に「川狩り」を通して、地域の川を守るためにできることを考えたり、実際に活動を行ったりしていました。
どちらの学校も、地域の課題を発見し、持続可能な地域の在り方を考え、行動することで、ふるさとへの愛着と誇り、未来への希望をもつ児童が育っています。
さらに、愛媛大学教育学部 准教授 藤原 一弘 先生を講師にお迎えし、SDGs・ESDの最新の話題や、中学校での実践事例を紹介していただきました。
最後はグループに分かれ、自校の取組を紹介し合ったり、意見を出し合ったりして、現在の取組をブラッシュアップしていきました。
受講者からは、
SDGsのために!と肩ひじ張った考えでなく、今まで行っていることの中でも、少し広い視野で見てみたらESDに繋げられるものがあることを知り、これからの指導に役立てていきたいと思いました。
日々の授業にESDの視点を取り入れることで、「視野が広がる楽しみ」を感じることができたらいいなと思います。
「Think Globally、Act Locally」という言葉もありますが、地域課題や社会問題、世界の現状を見つめ、考え、ふるさと松山のために行動できる子どもたちを育成できるよう、学びを深めていきたいですね!