令和4年度 第1回特別支援教育新担当者研修を実施しました。

2022年5月24日 18時03分

5月19日(木)、20日(金)の2日間、今年度初めて特別支援学級の担任になった先生方を対象に研修を行いました。

19日の知的・自情部会では、愛媛大学教育学部附属特別支援学校を訪問させていただきました。山内 望 副校長先生から、特別支援学校の教育課程や、知的障がいのある児童生徒への支援について講義をいただいた後、小学部・中学部・高等部の授業を見学しました。学校のいたるところに環境設定の工夫がされており、自校でも取り入れようとメモを取ったり写真撮影をしたりする受講者も多く見られました。

  20日は、2つの部会に分かれて行いました。肢体不自由・病弱部会は、双方向型の遠隔研修として行い、愛媛県立しげのぶ特別支援学校の 藤田 たか子 先生、蒲池 靖子 先生から、肢体不自由や病弱の子どもたちの支援方法や自立活動の工夫の仕方について、お話をいただきました。「障がいの程度はさまざまでも、自分でできることは自分でしようとする意識を高めることが、子どもの自立を支える。」という言葉に、受講者は強く感銘を受けたようです。

 難聴部会では、松山市立北条小学校教頭 楠岡 正輝 先生より、難聴児の支援について講義していただきました。実践事例を動画で紹介していただいたり、補聴器を実際に体験したりしたことで、難聴児への支援を確認することができたようです。

 研修後は、

「分からないことや不安なこともたくさんあったが、今回の研修で基本的なことや自分にもできそうなこと、子どもへの関わり方などを知ることができ、大変勉強になった。」

「見通しをもたせ、安心して活動できる環境づくりや、できたことを認める関わり方などを参考に、できることから始めていきたい。」という声があり、

特別支援学級新担当者としての「はじめの一歩」を踏み出された先生方にとって、実りの多い研修になったようです。