土曜も絶賛学び中! ~課題別実践力向上セミナー~

2022年12月2日 08時15分

 11月26日(土)、課題別実践力向上セミナーを実施しました。今回は、午前と午後合わせて3本立てです!

 まず、午前中は「ICTを活用した図工・美術科の授業」と題し、まつラボ指導主事が実践事例を紹介しました。

「パワーポイント」などのプレゼンソフトを活用した事例を紹介した後、プログラミングソフト「ビスケット」を用いての、国語や音楽と図工がコラボした実践事例を紹介。

その後は、実際にビスケットを使ってプログラミングの演習を行いました。

初めてビスケットを使う先生もいましたが、自分の描いた絵が動いた時には、思わず「わ~」と歓声がもれていました。

中には、動いた絵が別の絵にぶつかると消えてしまうようなプログラミングをした先生もおられ、「どうしたらそんなことできるんですか?」と聞き合うなど、楽しく演習することができました。

 

 続いては、「ICTを活用した特別支援教育での授業づくり」。講師は、愛媛大学教育学部教授で、インクルーシブ教育センター長の 苅田 知則 先生です。

 まずは、今回の講座資料を、QRコードで読み取るところからスタート!近くの先生方同士で協力しながら、無事に全員資料をゲットしました。

 ICTを使うことが目的ではなく、生きる力を発揮する方法・道具としてICTを活用していくことの重要性について講話をいただいた後、実際にタブレット端末を使って「アクセシビリティ」機能を体験しました。意外と知らなかった機能も多く、特別なアプリを使わなくても、標準搭載されている機能を用いてフォントの色や大きさなどを工夫することで、見えにくさや分かりにくさを抱えている子どもへの支援になることを実感することができたようです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後は、「『ふるさと松山学』~栗田樗堂と庚申庵~」です。

 まつラボを飛び出し、味酒校区にある「庚申庵」にお邪魔しました。講師は、松山東雲大学名誉教授で、NPO法人庚申庵倶楽部代表の 松井 忍 先生です。

 初めに庚申庵の説明を受けた後、味酒野めぐりを行いました。秋晴れの気持ちのいい昼下がりに、約1時間かけて、栗田樗堂に所縁のある場所を歩いてめぐりました。松井先生に説明をしていただくことで、普段何気なく通り過ぎていたところに歴史や俳句が散りばめられていることに気付き、「ふるさと松山」の素晴らしさを体感することができました。

受講者からは、

「栗田樗堂個人の生き様のようなものを感じられた貴重な時間でした。」

「講師の先生の魅力的なお話に魅了されました。癒しと充実の時間でした。」

といった感想が聞かれました。

まさに「歩く『ふるさと松山学』」でした。