2022年 たくさんの研修参加、ありがとうございました!

2022年12月27日 09時46分

 2学期は、行事が盛りだくさんで、目まぐるしい日々だったことと思います。先週末のクリスマスはゆっくり過ごされたでしょうか。

 12月26日(月)、2022年最後の大学連携セミナー【外国語編】【特別支援教育編】を実施しました。

 午前中は【外国語編】です。今年度全5回の最終回でした。第一回からのリピーターさんに加え、新規参加の先生、市外や愛大附属中の先生、愛媛大学の学生さんに参加いただきました。校種も小、中と様々です。今年、中堅研修Ⅰで教科の課題研究に取り組んだことがきっかけで、「教科の指導力を磨きたい!」学びのエンジンがかかった先生の参加もありました。

 愛媛大学教育学部 准教授 立松 大祐先生に、New Horizon 1 Unit 7「Winter Vacation」での模擬授業を通して、リテラチャー・サークルの手法を生かした生徒主導の話合い活動についてご指導いただき、研修を深めました。また、既に実践を進められている先生方から、子どもの反応など授業の実際を伝えていただきました。受講者からは、「リテラチャー・サークルは、自分の学校の生徒には難しいと思っていたけれど、指導の実際の留意点を学ぶことで、やれそうな気持になりました。今日の研修で共有した日々の言語活動もヒントにしながら、早速、3学期から挑戦してみます!」という感想が聞かれました。

 教科書の本文の読解を通して考えたことを、自分の生活や経験と結びつけながら英語を使って伝え合う授業改善に向け、手応えを感じた1年の締めくくりの研修となりました。

  

 

 午後からは、【特別支援教育編】です。今回のテーマは、「実行機能と発達障害」。日常生活の様々な場面で見られるつまずきや困難さと深い関連がある実行機能について、愛媛大学教育学部 講師 冨田 享子 先生に御講話をいただきました。 

 実行機能とは、目標を達成するために思考や行動をコントロールする能力のことで、その困難さは、ASDやADHDなど発達障害の子どもたちが抱える困りごとと重なる部分が多々あります。冨田先生がお話ししてくださる具体的な子どもの様子に、大きくうなずく先生方の姿が…。どうやら頭の中に思い浮かぶ子どもたちがいたようです。 

 後半は、実際の事例をもとに、その特性に応じた配慮や支援についてグループワークを行いました。「この子はプランニングに弱さがあるな。」「目標を分割して評価していくといいかも。」など、前半の講義で学んだことを生かして、活発な意見交換をしていました。 

 

 

 

 

 

 

 今回の研修では、特別支援学級担任だけでなく、通常の学級担任の先生も多数参加していました。

「支援の必要な生徒に、日頃からどのようなことを頭において指導をしていけばよいか、具体的に考えることができた。」

「通常の学級で多様な背景や特性を抱えている児童を支援できるように、今回学んだことを本校の教員に広げていきたい。」

という感想があり、特別支援教育の推進に向けて、意識を高めることができたのではないかと思います。

今後も、子ども一人一人に寄り添った支援を目指していきましょう!