「ふるさと松山学」教材を活用した実践紹介

2023年3月20日 14時16分

 市内各学校では、豊かな心や郷土愛を育むために「ふるさと松山学」を推進しています。今回から何回かに分けて、具体的な取組を紹介します。
 第1回は、今年度新たに作成したデジタル教材「SDGsと松山の先人たち」を使った取組です。この教材は、「広がれ!ふるさと松山の心」に掲載している先人の功績を、同じく本市が推進しているSDGsの視点で再構成したものです。それでは、松山西中学校で行われた総合的な学習の時間の授業実践を御紹介します。
 西中学校3年生は、総合的な学習の時間でSDGsの学習をしています。学習の中で、「持続可能な世界」の実現に向けたSDGsへの取組として、自分たちにできることを提言しました。そのまとめとして、「SDGsと松山の先人たち」を活用し、先人たちの残した様々な功績をSDGsの観点から捉えました。これにより、自分たちが考えた「持続可能な世界」の実現に向けた提言がより身近なものとなったようです。


 授業後の子どもたちの感想からは、「SDGsは特別な取組ではなく、より良い社会にしたいという思いが17の達成目標につながっていくのだと感じた。」「先人たちの功績を見て、自分にできることを少しずつでもやっていきたいと思った。」「リーフレット版で見ると、SDGsの17の達成目標別に先人たちの功績(取組)の内容が確認できるので見やすかった。」との意見があったようです。実践された先生は、今後も自分たちの故郷について学ぶ機会を様々な場面で取り入れるとともに、松山の先人たちから学び、その思いを受け継ぐ郷土愛を育む教育をさらに推進していきたいと決意を新たにされていました。
 この実践について、市内教職員の皆さんは、「ecまつやま」にもアップしていますので、是非御覧ください。
 今後も「ふるさと松山学」教材を活用した実践を紹介していきます。
 お楽しみに!