ミドルリーダーとしての自覚を! ~中堅研修Ⅰ~
2024年5月17日 14時00分5月13日(月)、松山市中堅研修Ⅰが開講しました。
開講式では、まつラボ所長より、「松山市の教員として目指す成長目標をもとに、ご自分の資質能力の向上に向けて取り組んでほしい」という話があり、中堅教員としての凛々しい表情が垣間見えました。
中堅研修Ⅰでは、1年間をかけて教材研究や研究授業等の校内での実践的な研修を行い、課題研究に取り組みます。
そこで、愛媛大学教職大学院 特定教授 田頭 良博 先生を講師にお迎えし、「課題研究計画の検討」と題してご講義いただきました。
田頭先生からはご自身の経験をもとに、
「『学び続ける教師』として、日常に流れることを『経験知』として整理してほしい」
「自分に、学校に、子どもたちに役立つ実践研究を!」というメッセージをいただきました。
演習では、事前に考えてきた研究主題についてグループで話し合いました。受講者からは
「課題研究の内容が自分の中で漠然としていたため、講義を受けたりグループで意見交換したりして、課題研究の見通しを持つための一助となった。」
「本当に目の前の子どもたちにとってためになる研究となるよう、改めて研究課題を見直そうと思った。」
など、前向きに課題研究に取り組もうとする声が聞こえました。
2つ目の講座は愛媛大学教育学部 准教授 藤原 一弘 先生による「組織力の構築・学級経営の充実」についてです。
「教員としての5年間」や「中堅教員として意識したいこと」などについて、グループで意見交換を行いました。藤原先生から「自己開示やアウトプットすることが大切」とアドバイスをいただき、先生方も積極的に話をしていました。受講者からは、
「これまでの5年間を振り返ることができ、今自分がどのような状況なのかを考えることができた。成長目標の表を見てみると、自分の課題も明確になった。」
「中堅教員として自分の学校での立場を自覚することができた。後輩が増え、自分の仕事だけでなく全体のことを考えて周りを見ながら動かなければならないと感じた。」
など、ミドルリーダーとしての自覚が高まっている感想が多く見られました。
この日の研修では、グループ協議を重ねる度に会話がはずみ、どんどん温かい雰囲気になりました!
笑顔あふれる中堅研修Ⅰの先生方。今後の各学校での活躍にもご期待ください😊