センター日記

更なる道徳科の推進へ!! ~道徳教育指導者研修~

2023年8月23日 10時42分

 8月22日(火)、令和5年度 道徳教育指導者研修を実施しました。お集まりいただいたのは、主に学校で道徳教育を推進されている先生方です。

 講師として、大学連携セミナー道徳でもお世話になっている広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授 杉田 浩崇 先生をお迎えし、「道徳教育における『深い』学びを探る」と題し、御講義いただきました。

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 杉田先生からは、「なぜ多面的・多角的に考えることが大切なのか」などの道徳科の授業の基本的な考え方や、道徳的価値を自覚した人物や場面などをもとにした価値理解を深めるための発問のつくり方、深い学びを実現するための話合いの質の高め方、道徳科の特性に応じた評価等についてお話していただきました。

 また、演習では『手品師』の教材を用いて、道徳的価値を自覚した場面や中心発問等について話し合いました。『二わのことり』の教材では、「友情」と「思いやり」の違いを考えた上で、授業の展開の仕方について話し合いました。

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 受講した先生方からは、

😀子どもの深い学びにつなげるためには、教師自身が価値内容についての理解を深めておかなければならないという意識を忘れずに授業に臨みたい。

😉教材を用いたグループ協議では、中心発問の違いや価値のとらえ方の難しさを感じた。教師自身が様々な展開を予想しながら、ぶれてはいけないものをしっかりと持って授業を進めていく必要があると思った。

😉「そもそも〇〇とは?」という問いかけから始まり、今回の研修を通して、これまでに学んできたことを初心に戻って学び直すことも多かった。また、自校で若い先生にも教えなくては…と思った。

という感想がありました。

 本日、受講された先生方が道徳教育の要となり、各校の道徳科がさらに活性化されることを期待しています😊✨