土曜日も絶賛開催!大学連携セミナー
2023年9月12日 13時15分少しずつ過ごしやすい季節へと変わりつつありますが、まつラボではとても熱い研修が繰り広げられています😝
9月9日(土)、大学連携セミナー 特別支援教育と道徳の2講座を実施しました。
午前中は、特別支援教育(難聴)についての講座です。「愛媛難聴児を共に育む会」共催によるオンラインでの講座で、今年度は2回目になります。
今回は、日頃の支援で悩んでいることや各学校での取組について、ブレイクアウトルームに分かれての情報交換を行いました。
【小学校グループ】
「聞き慣れない言葉や難しそうな単語が授業で出てきた場合、どのような対応をしたらよいか。」「ひらがなが正しく読めないときにできる支援は?」など、お互いの悩みを共有しました。学習支援について、“事後に振り返りを行うより、事前に予習をして授業に臨むと、子どもたちが自信をもって学習に参加できた”というある先生の経験談から、さっそく生かしてみようと思った参加者が多かったようです。まずは、子どもがどこでつまずいているのか、何が理解できているのかを把握することが、支援の第一歩だということを再確認しました。
【中学校グループ】
このグループには、特別支援学校の先生方も参加されており、キャリア教育や進路選択についての話合いが中心でした。「中学校は、自分の得意なことをブラッシュアップしていく段階だと思う。自分の強みや弱みを知る『自己理解』が大切だ。」というお話に、大きくうなずく先生方。障がいの有無や種類を問わず、どの子どもにも大切なキャリア教育について話が盛り上がりました。
≪参加者の声≫
😉愛媛県下で難聴児を支援している専門家の方に直接質問したりアドバイスをもらったりすることができ、とても貴重な時間でした。
😄こんな初歩的なことを聞いてもいいのかなと不安でしたが、丁寧に適切な御助言をいただくことができたのがとてもありがたかったです。
難聴の部は、12月2日(土)にもオンラインで実施する予定です。ぜひ、たくさんの先生方の御参加をお待ちしています✨
そして、午後からは道徳。
愛媛大学教育学部 藤原先生、広島大学大学院 杉田先生の御指導のもと、実施しました。
「今回は、いつもと違ったアプローチから考えてみましょう!」
これまでの流れは、まず道徳的価値について考えを深め、次に中心発問へ・・・。
しかし、今回は杉田先生からの御提案により、『ハゲワシと少女』の写真から思ったことを考え、意見を共有することから始まりました。
受講者の先生方はたった1枚の写真と向き合い、考えを巡らせます。
個々の考えを共有していると、次第にこのような声が・・・。
「どの部分から『生命の尊さ』について考える?」
「そもそも子どもたちからどんな意見が出るのだろうか?」
グループワークや全体共有を行い、多面的・多角的に考え、どんどん議論が深まっていきました😊✨
≪参加者の声≫
📣公開授業の参考になればと思って参加しましたが、いろいろな御意見がいただけてよかったです。難しい教材ですが、展開を考えていくために先が少し見えて気がしました。
📣今回の教材は、ずっと心に引っかかっている教材だったので、みなさんの考えをうかがって、自分の考えから広げることができました。このような取組を校内でも進めていきたいと思います。中学校の市教研にも参加してみたくなりました。
📣研修を受ける前は、今回の教材で「生命の尊重」を学ばせるためにどういったアプローチをすればよいか見当がついていなかったが、少し授業のビジョンが見えたように感じた。実践を通しながら、課題を発見していきたい。
今回も活発に議論し、互いの学びを深めた大学連携セミナーでした。
次回は、10月にオンラインでの実施を予定しています!皆様の御参加をお待ちしております😌✨