R6センター日記

学校を支える中堅教員としての資質を高める! ~第5回中堅研修Ⅱ~

2024年9月30日 16時06分

 8月1日(木)、第5回中堅研修Ⅱ(教職研修)を行いました。

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午前には、愛媛大学大学院地域レジリエンス学環 芝 大輔 准教授より「防災教育の推進」について、また「まなのき」代表 石井 真奈 様より「心理教育“アンガーマネジメント”に基づいた効果的な𠮟り方」についてご指導いただきました。

 午後には、株式会社グッドコミュニケーション代表取締役 中田 康晴 様より「業界の変化とキャリア教育の実践」について、また「道徳家の授業づくり」について、学校現場の先生を招いてご指導をいただきました。

どの講義においても、新たな見識を得ることで自分自身を見つめ直し、学校を支える✨ミドルリーダー✨としての資質を高めることができました。

受講者の声を紹介します。

能登半島地震の事例をもとに分かりやすく説明していただいた。未だに復旧・復興が進んでいない様子を見て、自然災害と人災の両方の側面があると感じた。自然災害が起こることを防ぐことはできないが、事前の準備や事後の復興を予めマネジメントしておくことは可能であると知った。児童生徒を守る立場として、ぜひ実行していきたい。


学校現場では日々叱る場面は多々ある。感情で叱ることがないように、6秒間待つことや深呼吸をすること、怒りの度合いに点数を付けることなどを実践し冷静に対処していきたい。また、自分は冷静であっても指導上見過ごすことのできないことも多々ある。そんな時は言葉を慎重に選び、児童がよりよい方向に向かうことができるよう指導していきたい。

人口減少やAIの発展による世界の激変についていくのが精一杯であるが、その延長線上にある子どもたちの進路選択の幅や選択肢も大きく変容してきていることを改めて感じた。自分自身が想像もつかない未知の職種が今後も出てくる可能性もある世の中で、決して変わらない「企業に求められる人材に必要な資質や能力」は、必ず育成していく必要がある。挨拶や礼儀、笑顔…当たり前のことだが、見知らぬ他者に対し、面と向かってできない生徒が増えてきていると感じている。


道徳科の授業は、自分にとって正直言うと一番苦手である内容である。答えのないもの、生徒への声掛け等、常に自問自答しながら教材に向き合っている。今回の講義では、「道徳的価値」に重点を置いて学ぶことができた。教材によって教科書会社が考える内容項目はもちろんあるが、児童生徒の実態把握をし、その教材からどのような内容項目、どのような道徳的付加価値を見いだすことができるかが、教員の授業準備にかかっていると気づいた。

この研修を生かし、学校のミドルリーダーとしてますますご活躍していただけることを願っています!