おもしろ理科出前教室「太陽系と恒星」(勝山中学校)

2022年3月8日 11時49分

 3月8日(火)に、おもしろ理科出前教室を勝山中学校で実施しました。

 今回の講師は、久万高原天体観測館の藤田康英先生でした。

 3年生に対して、まず、これまで学習した太陽系について復習した後、惑星にいた宇宙人のイラストを紹介し、生徒の興味を喚起しました。次に、ビッグバンによって、水素が生まれ、星や銀河の誕生につながったことを押さえました。

 そして、「元素がどのように生成したのか。」と疑問を投げかけ、超新星爆発で軽い元素ができ、中性子星合体によって、重元素が作られたことを紹介しました。さらに、最近、重力波を観測できるようになり、上記の現象を証明できるようになったことを話してくださいました。

 生徒たちは、最後に、藤田先生から、星が死ぬことによって、元素が誕生し、その元素によって人が構成されているということは、「星の子どもが人である」ということ、そして、その「人が星を観察している」という素敵な物語を聞いて授業を終えました。

 これまで学習した「元素」と「宇宙」、そして我々「人」が結びついた授業となりました。