多様な視点で! 第4回松山市初任者研修

2022年6月18日 14時40分

 6月15日(水)、16日(木)、初任者研修も4回目となりました。

 例年は、福祉施設を訪問し、利用者の方々との交流を交えて研修をさせていただいていましたが、今回は感染症対策として、まつラボ内で「保護者とのよりよい人間関係づくり」と「福祉教育」に関する研修を行いました。体験を通して学ぶ研修です。

 「保護者とのよりよい人間関係づくり」の講師は、元校長で、現在は松山市子ども総合相談センター事務所で総合相談を担当している友近 裕識先生です。友近先生の御自分の経験を基にした心温まるお話に先生方は共感した様子でした。保護者の立場、子供の立場、地域の立場、それぞれの視点を持って対応することの大切さや、電話対応のロールプレイを通して、顔が見えないからこそ、相手意識をもって対応する必要性など、人間関係づくりで大切なことを学んだようです。

 午後からは、松山市社会福祉協議会から講師をお招きして、「福祉教育」に関する研修を行いました。福祉体験の意義について、いきがい交流センターしみずの森畑先生(盲導犬のスーさんも一緒です!)からお話をいただいた後、2つのグループに分かれて、井谷先生から「車いすを利用している人の生活と車いすの介助方法」を、金村先生から「視覚障がいのある人の生活とガイドヘルプの方法」について、実際に車いすやアイマスク等を体験しながら学びました。少人数で行ったので福祉機器も行き渡り、充実した活動になったようです。

 受講後には、

「『障害は人にあるのではなく、社会の環境にある』という講師の方の言葉が印象に残りました。よりよい社会を創るために、子どもたちにどのような働きかけをすればよいのかを考えるとともに、自分自身も学び続ける姿勢をもち続けたいと思いました。」

「今回の研修を通して、今まで考えたり感じたりしたことがなかったことに気が付くことができました。」といった感想が聞かれました。

 次回はいよいよ宿泊を伴う研修です。準備に向けての班での話合いは、みんなで真剣にアイデアを出し合いながら、次回への期待感を膨らませていました。

 これから多忙な学期末を迎えますが、しっかり乗り切って1学期を締めくくってほしいと思います。夏休みに元気な様子を見せてくださいね。