効果的な授業でのICT活用が広がっています。ー情報教育授業研究会(中学校)ー

2022年11月14日 11時16分

 11月11日(金)南第二中学校にて、情報教育授業研究会を実施しました。

 落ち着いた環境の中で、生徒の皆さんは一人一台端末を使いながら真剣に学習に取り組んでいました。そのうちのいくつかを紹介します。

 【理科】実験の様子を写真や動画に撮って共有したり、デジタルワークシートにまとめたりする。

 

 【音楽】歌唱教材の一部をカードにして配布されたものを鑑賞し、端末を使って自分が感じたことを伝え合う。

 【英語】外国の人を助ける場面設定のもと、端末で挿絵を見せながら、小集団でスピーチを伝え合う。

 【数学】図形の内角の和の証明について、グループで役割分担しながら、説明動画を作成する。

 【国語】動詞の活用について、形が変わることを手掛かりに、思考ツールを使って分類する。

 全体的に、先生方が、授業の内容をプレゼンテーションで分かりやすくまとめて提示し、ワークシートと連動させながら知識・技能の定着を図るなど、ICT活用の様子がどの教室でも見られました。

 

 1年生英語科の焦点授業では、学んだことを表現するツールとしてのICT活用の授業を公開してくださいました。
 習得した三人称単数現在形を使って相手を楽しませるクイズをつくろうというめあてのもと、一人一台端末を使いながらロイロノートでプレゼンを作るという学習内容です。 

 

 まず、教師とALTとの会話のやり取りから、楽しそうなクイズのイメージをもち、クイズづくりが始まります。自分に必要な写真等の情報を集め、分からない表現を翻訳アプリやネット検索で調べて、より工夫したスリーヒントクイズをつくろうと、どの生徒も集中!

  

 アニメのキャラクターやクラスメイトの特徴などの英語表現を考え、ついつい笑ってしまうような楽しいクイズを出し合って会話をしています。

 1年生から即興で話す活動に継続的に取り組む様子が見られ、英語科のねらいを達成するために効果的にICTを活用する授業でした。

 このように、市内小中学校では、子どもたちも先生方も端末を使いこなせるようになってきています。