個に寄り添った支援を考える ーサポートビジット(特別支援教育)ー
2022年11月25日 07時10分今回は、まつラボ指導主事が市内小中学校を訪問して行っている「サポートビジット」の話題です。
先日、ある市内小学校で、特別支援学級に在籍する配慮を必要とする児童への支援について研修を行いました。特別支援学級担当の先生方だけでなく、管理職の先生や養護教諭の先生も参加され、学校全体で考えていこうという思いがあふれる中、研修スタートです。
さて、子どもの気になる行動には、さまざまな背景や原因が隠れており、そこに視点を当てることが、支援の第一歩です。
そこで、その行動について「なぜそうしてしまうのか?」原因を探ってみることにしました。ロイロノート(共有ノート)で、先生方が児童の行動をどう捉えているのかを確認したところ、「自分に注目してほしい。」「先生に関わってほしい。」という思いから出てきた行動ではないだろうかということが見えてきました。
原因が分かったら、次は具体的な支援についての検討です。現状に鑑みながら、どのような支援が効果的か考えていきました。
「考えた支援がすべて実行できるわけではないが、身近なことでできることからやっていこう!」
「こうやって情報を共有し、意識統一して支援していくことが大切だ。」
という先生方の意見から、担当者一人で抱えることなく、「チーム学校」として対応していくことの重要性に改めて気付かされました。
子どもの気持ちに寄り添い、個々の実態に応じた適切な支援を継続していくことで、その先に広がる豊かな将来への展望が見えてくるのではないでしょうか。
「サポートビジット」では、このような校内研修において、先生方のお手伝いをさせていただきます。お気軽に御相談ください。