効果的な授業でのICT活用が広がっています2ー情報教育授業研究会(小学校)ー

2022年11月24日 14時55分

 11月22日(火)余土小学校にて、情報教育授業研究会を実施しました。

 全校を挙げて、日常の授業の中で一人一台端末を大変有効に活用していました。そのうちのいくつかを紹介します。

【生活科】探検中に端末で撮った写真を選び、振り返りながら話し合う。他の班に紹介する準備をする(操作などを教え合い、協働的な姿も見られました。)。

   

【外国語科】ALTが話している動画を全員で視聴して英語を聞き取り、自分たちのカードを並べ替える。

  

【道徳科】題材に出てくる登場人物の気持ちをロイロノートのカードに書き表し、提出して共有し、話し合う。

  

【国語科】物語文から読み取った登場人物の様子を色別カードにまとめて提出、一覧にして意見の分類を行い、話し合う。

  

【算数科】問題解決の場面に沿ったデジタルワークシートに、思考を整理しながら書き込んで提出する。

 

【社会科】調べたことを、共有ノートを使ってデジタル新聞にまとめる(協力してよりよいものを作成しようと相談し合う姿が見られました。)。

 

 午後は国語科、算数科、学級活動の焦点授業を公開してくださいました。ここでは算数科の授業を紹介します。

 4年生の単元「面積」における、複合図形の求積の学習です。これまでは、紙のワークシートで行ってきたこの学習ですが、一人一台端末を活用することにより、より多様な考えを共有し合う時間が確保されていました。

 まず、復習や場面設定は、拡大提示ですぐに確認。

  

 試行錯誤したり、たくさん解き方を考えたりできるデジタルワークシートで、一人一人がじっくり面積を求める方法を考えます。ヒントカードは自分で取り出し、既習事項を用いて自力解決を目指します。
   

 班での話合い活動では、自分なりの方法を何とか伝えようと、タブレットを相手に向けてペンを使うなどしながら友達に説明。

  

 アナログの掲示物も使いながら、複合図形を分けたり、つぎたしたりして面積を求める方法の理解につなげます。ICTを活用して、教科のねらいにせまる授業でした。
  

 市内小中学校では、このように一人一台端末活用の2年目として、教科での学びを深める活用が日常的に行われるようになっています。