「ペレットから分かる生態系の仕組み」~おもしろ理科出前教室~
2023年2月15日 08時05分2月14日(火)に、おもしろ理科出前教室を城西中学校で実施しました。
今回は、愛媛大学の向 平和先生を講師としてお招きし、「生態系」に関する実験・観察を行いました。
まず見せていただいたのは、森のエビフライ。もちろん、実際のエビフライではなく、このように呼ばれている、マツボックリの形の変わったものです。これは、「フィールドサイン」と呼ばれる、生物の生活している痕跡であるということを観察を通して知りました。
次に、フクロウが肉食の猛禽類であることなどのお話を聞いた後、「ペレット」が登場します。「ペレット」とは、フクロウが消化できないものを吐き出したものです。この説明を聞いて、子どもたちは期待を膨らませつつ、観察の準備をしていきます。
観察が始まると、子どもたちは恐る恐るペレットを水でほぐしていきます、中から骨が出てきました。それらを取り出して並べていきます。よく観察していくと、頭骨や肋骨があります。並べてみて、なんと、ネズミが数匹食べられていることを発見しました。本授業を通じて、食物連鎖について体験を通してより深く学ぶことができ、貴重な体験ができたようです。