ICT支援員 授業支援研修

2021年5月21日 18時26分

4月からICT支援員が行ってきた新入生の端末の初期設定が、ようやく終わりました。
いよいよ、通常業務の授業支援等が始まります。
そこで、5月20日と21日に、授業支援の研修を行いました。
実際に児童生徒に関わりながら、支援の研修に取り組みました。
 

研修は、東雲小学校、東中学校で行いました。初めてタブレットを使う1年生の様子や、使い慣れてきた学年の様子など、研修で入らせていただいた授業の様子を紹介します。

小学校

1年生
初めてタブレットを使う授業に、わくわくしながら取り組んでいました。先生の話をよく聞いて、はじめてのログイン。さらに、タブレットドリルにも挑戦しました。これから、どんどん慣れて、上手に使えるようになっていくことでしょう。
 

2年生
育てている野菜をタブレットで撮影したり写真にかき込んだりして、成長の様子や変化を友達に紹介しました。前回の写真と今回の写真を示して違いを説明したり、感想を書くだけでなく録音して記録したりするなど、タブレットがあるとできることがたくさん増える、ということが感じられました。
 

3年生
プログラミングに挑戦!Viscuit(ビスケット)というサイトを使って、海の世界を表現しました。仕組みを覚えると、いろいろな生き物を登場させたり、動きを工夫したりと、夢中になってプログラミングに取り組んでいました。
 

4年生
社会科で調べ学習に取り組んでいました。調べた内容は、タブレットを使って編集し考えをまとめながら調べていくことができます。また、スマホ同様、画面の向きを変えて縦長にして使っている児童もいました。
 

5年生
社会科で、単元のまとめとして、これまで学習してきたことをタブレットを使ってまとめました。思考ツールを使うことで、まとめる視点がはっきりします。また、キーワードを書き出したり、教科書の資料等をカメラ機能で撮影したりして学習内容をまとめ、さらにその画面を見せながら紹介し合うことで、しっかりと単元の学びを振り返ることができていました。
 

6年生
先生が課題を送ったり、児童ができたものを提出したりする活動を繰り返すことで、プリントを配ったり集めたりするこれまでと比べて、授業のテンポが大きく変わることを感じる授業でした。児童から提出された図を2画面で比較することで考え方を比較したり、ばらばらのカードを組み合わせて言葉の式を完成させたりするなど、考える場面で、タブレットが生かされていました。
 

中学校

国語
職業ガイドを作製するために、本や1人1台端末を利用しインターネットから必要な情報を入手し、まとめました。情報の検索という基本的な利用であっても、わざわざコンピュータ室に行かなくてはならなかった頃に比べて、自席で検索できるという点で効果的に学習することができ、1人1台端末の有効性が感じられました。

英語
1人1台端末のQRコードリーダーを利用し、QRコードを読み取り、英文を見ながら音声を聞いたり、英単語のキーボードレッスンを行ったりしました。授業で操作に慣れておくことによって、生徒は家庭学習でも新しい教科書に掲載されているQRコードの自主的、積極的な利用ができるようになります。

社会
日本がいつどうしていたら戦争が防げたか、ロイロノートの思考ツールを利用し、クラス内で出てきた意見を思考ツールのダイヤモンドランキングを利用しまとめ、小集団で話し合い、全体共有をしました。どの思考ツールを使うと生徒の思考を可視化するのに有効なのか、日々の活用によって練られていきます。

理科
燃焼により水が吸い上げられる理由について、ロイロノートを利用し、動画を確認したり、個々の考えを出したりした後、小集団でまとめ、発表を行い、全体で共有しました。ホワイトボードや模造紙でまとめるのではなく、データとして画面に映すことで簡単に共有できます。

音楽
リコーダーの学習で、個人の指使いや演奏をペアでロイロノートのカメラ機能を利用して動画撮影し、データを提出しました。演奏や実技などの動画を記録として残すことができるということは、1人1台端末の強みの一つです。

保健体育
集団行動をよりよくするために、小集団ごとに動画撮影し、どのような点を改善していけば良い集団行動となるか、動画を確認し、ロイロノートスクールの思考ツール(ピラミッドチャート)を利用して考えを共有しました。1人1台端末は、技能教科の可能性も広げてくれます。