センター日記

学びは続く 愛南町とのオンライン授業(東雲小4年生)

2024年2月29日 18時20分

 2月27日(火)、東雲小学校4年生社会科「わたしたちの県の特色ある地いき ー豊かな自然を生かすまち愛南町ー」の授業を紹介します。

 2月9日(金)に開催したセンターフェスタでは、この単元の導入第1時の授業を公開しましたが、子どもたちの充実した学びは続いています。

 公開授業は、学びの選択肢として愛南町の様々な資料をクラウドで共有しながら情報収集し、「学び合う学習」を目指すものでした。この授業で「愛南町について知りたい」という気持ちを高めた子どもたちは、自分でテーマを決めて愛南町のまちづくりについて調べ学習をしてきました😊

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 この日は、愛南町役場の方とオンラインでつなぎ、愛南町の特色やまちづくりについてお話を伺い、質問や感想を伝えるなど双方向の交流をしました。調べただけでは分からない、実際にまちづくりに携わっている方の思いや願いを聞いて、より実感を伴った理解につながっているようでした😉👍

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 そして、本単元の最後の時間には、「愛媛県ガイドキッズ」として東雲小学校と交流している名古屋市の白鳥小学校との交流で学んだことを伝え合います。

 「センターフェスタの授業が、今までで一番楽しかったです!またしたいです!」授業者の先生が言ってくださったことが、何よりうれしいことでした。
 公開することでいただけた助言も生かしながら、子どもの学びも、私たち教員の学びも、続いていきます✨

 センターフェスタ後に、センターに届いた貴重な御意見・御感想を紹介します✨

 基調提案について
 全国学力・学習状況調査の分析結果等、様々なデータを根拠として、これまで授業改善に取り組んできた成果と課題が具体的に示された。これまでは松山の授業モデルを実践することに重きを置いていたが「学び合う学習」についてのイメージが鮮明に変わった。小集団で意見を交わすだけでは不十分であり、他者と協働しながら主体的に学習に取り組む学習へ進める必要性を感じた。公開授業の参観でも、資料を見ながら、課題意識を持って参観することができた。

特別授業・公開授業について
 子どもたちが既習事項や自分の知識から考えたことを、積極的に伝えようとしている姿が非常に印象的でした。また、先生が「答えは○○である」「実際は△△だ」などと教え込むのではなく、子どもたちの意見を一通り聞いた上で、「先生はこんな風に考えてみたよ。少し聞いてくれる?」のように、子どもたちと同じ目線でお話しされており、勉強になりました。また、普段の授業における自分の言動について振り返るよい機会となりました。

 いろいろな個性を持った子どもたちが、自分のペースで、目標達成のために頑張れる工夫が散りばめられている授業だと思った。また、授業の中で一人一人が役割を持って活動に取り組むことで、仲間と協力して最後までやり遂げた実感が持てるのだろうと感じた。

研究協議について
 教師主導の一斉授業ではなく、いろいろな資料を基に取捨選択をしながら、子供たちが自分の調べたいことを決め、調べ学習を進めていくという単元構想に興味を持った。調べ学習を進める中で、必要な知識を知ったり友達と関わったりすることで身に付けた知識や技能は、一斉授業以上に子どもたちに定着すると考える。

講演について
 まさに「教える授業」から「学び合う学習」へ発想の転換を図る講演内容であったと思います。近くの先生と一緒にお話をしながら、「学び合う学習」の面白さ、楽しさを実感することができました。

フェスタ全体について
 今年度、初めてフェスタに参加させていただきました。フェスタと呼ぶにふさわしい活気があり、公開授業、分科会、講演、どれをとっても「今、学びたい」旬の内容が盛りだくさんだったと思います。