性の多様性を学ぶ~誰もが安心して過ごせる学校づくりのために~

2022年9月5日 15時40分

8月26日(金)、オンラインで松山市健康教育研修を実施しました。

 

テーマは「性の多様性」、講師に鳴門教育大学大学院の葛西真記子先生をお迎えしました。

葛西先生には、「性の多様性の理解と支援」と題した講義に加えて、受講者が考えた対応や支援についての御指導御助言もいただきました。

講義では、性の多様性の学びや支援に向けて学校や個人でできることなど、データや事例を交えて具体的にお話しくださりました。学校の環境や教職員の日々の言動は、性の多様性に応えられているか、悩みをもつ当事者が相談したり、自分の好きなことやしたいことを探索したりできる場がつくられているかなど、今一度、これまでや現状を考え直す時間になったようです。

受講者からは、

「本人が抱えている悩みなどを打ち明けてもいいかな、と思ってもらえるように、LGBTQ+を知っているということをもっとオープンにして発信していきたい。」

「子どもたち、教職員に、誰もが多様性の中に存在する一人一人であるという発信をしていきたい。」

「今まで当然と思っていた掲示や言葉をしっかり見直して、こうしたことでつらい思いやしんどい思いを児童が持つことがないように気を付けていきたい。」

「実情を知ることはすごく大切で、このような機会に正確に知ることができ、教育現場での学習の大切さを痛感することができた。」

「専門的な知識から身近な課題まで幅広く深く研修でき有意義であった。校内でも知らせて、学校体制で正しい対応をしていきたい。」などの感想が聞かれました。

誰もが過ごしやすい学校への1歩1歩を感じます。