学級担任との連携による学級活動 ー養護教諭中堅研修Ⅰー

2022年11月9日 08時30分

 11月4日(金)、正岡小学校において、第4回松山市養護教諭中堅研修Ⅰを行いました。保健教育での実践力の向上を目指した授業研究で、受講者である養護教諭と1年生の学級担任とのティームティーチングによる学級活動、「歯の王さまをまもろう」です。

 授業の冒頭、ボイスレコーダーから聞こえてきたのは「歯の王様」になった6年生の声。1年生は「〇〇くんだ!」と大喜び。興味津々の様子で聞き入りますそして、生えたての「歯の王様」である第一大臼歯を守るために、模型の大きな歯と大きな歯ブラシを使って、「こう?」「上からだと磨けん。」「横から入れる?」と、友達と試行錯誤しながら磨き方を考えます。最後は、みんなで考え出した磨き方で、実際の歯みがきにも挑戦。歯の王様に「きをつけてはをみがくよ!」と力強くお返事をしていました。

 養護教諭は、第一大臼歯の大切さのお話や、正しい磨き方の説明、歯の染め出しによる磨き方確認などの場面で専門家として登場。学級担任をはじめとした校内の先生方と協議を重ね、念入りに授業の準備をしていることがよくわかりました。授業後、学習内容や教材の活用、特別活動の進め方などについて振り返りましたが、受講者の先生は、授業や教材等の知識をさらに深め、次の授業への意欲を高めたようです。今後の保健教育での御活躍が楽しみです。 

 

 このように、養護教諭や栄養教諭が学習のねらいや授業形態等に応じて、学級活動や家庭科、保健等の授業にティームティーチングを行ったり、ゲストティーチャーとして参画したりすることで、学習効果がより高まっています。