8月1日(木)、第5回中堅研修Ⅱ(教職研修)を行いました。
午前には、愛媛大学大学院地域レジリエンス学環 芝 大輔 准教授より「防災教育の推進」について、また「まなのき」代表 石井 真奈 様より「心理教育“アンガーマネジメント”に基づいた効果的な𠮟り方」についてご指導いただきました。
午後には、株式会社グッドコミュニケーション代表取締役 中田 康晴 様より「業界の変化とキャリア教育の実践」について、また「道徳家の授業づくり」について、学校現場の先生を招いてご指導をいただきました。
どの講義においても、新たな見識を得ることで自分自身を見つめ直し、学校を支える✨ミドルリーダー✨としての資質を高めることができました。
受講者の声を紹介します。
■能登半島地震の事例をもとに分かりやすく説明していただいた。未だに復旧・復興が進んでいない様子を見て、自然災害と人災の両方の側面があると感じた。自然災害が起こることを防ぐことはできないが、事前の準備や事後の復興を予めマネジメントしておくことは可能であると知った。児童生徒を守る立場として、ぜひ実行していきたい。
■学校現場では日々叱る場面は多々ある。感情で叱ることがないように、6秒間待つことや深呼吸をすること、怒りの度合いに点数を付けることなどを実践し冷静に対処していきたい。また、自分は冷静であっても指導上見過ごすことのできないことも多々ある。そんな時は言葉を慎重に選び、児童がよりよい方向に向かうことができるよう指導していきたい。
■人口減少やAIの発展による世界の激変についていくのが精一杯であるが、その延長線上にある子どもたちの進路選択の幅や選択肢も大きく変容してきていることを改めて感じた。自分自身が想像もつかない未知の職種が今後も出てくる可能性もある世の中で、決して変わらない「企業に求められる人材に必要な資質や能力」は、必ず育成していく必要がある。挨拶や礼儀、笑顔…当たり前のことだが、見知らぬ他者に対し、面と向かってできない生徒が増えてきていると感じている。
■道徳科の授業は、自分にとって正直言うと一番苦手である内容である。答えのないもの、生徒への声掛け等、常に自問自答しながら教材に向き合っている。今回の講義では、「道徳的価値」に重点を置いて学ぶことができた。教材によって教科書会社が考える内容項目はもちろんあるが、児童生徒の実態把握をし、その教材からどのような内容項目、どのような道徳的付加価値を見いだすことができるかが、教員の授業準備にかかっていると気づいた。
この研修を生かし、学校のミドルリーダーとしてますますご活躍していただけることを願っています!✨
7月24日(水)、29日(月)、8月2日(金)に、中堅研修Ⅱのうち、教科等指導に係る研修を行いました✨
各教科のプロフェッショナルである愛媛大学の先生や現場の先生方から、具体的な指導法や、各教科で身に付けるべき資質・能力、ICTの効果的な活用法等についてご指導いただきました。
どの講師の先生方も、ご自身の専門教科にこだわりを持っていることがうかがえました。これらの講義のおかげで、受講者は授業力を高めると共に、授業に対する熱意を持つことができました。受講者の声を紹介します。
■国語科において、言葉が持つよさを味わわせるために問いをつくることの大切さを実感した。今回学んだことを元に、授業づくりの在り方を見直し、実践していきたい。また、演習を通して見方・考え方を働かせることとは具体的にどういったことかがよくわかった。
■社会科では、外部人材との連携や、持続可能性を意識した教材開発・単元構成についてお話をしていただいた。外部人材の方と関わることで、地域の一員であることを児童自ら自覚することができるというお話を聞き、コロナ禍で遠ざかっていた地域と学校との距離を、早く元通りにしなければ!と感じた。
■体育科では、得意・不得意や好き・嫌いが顕著に出てしまいがちで、どうすればどの児童も楽しく参加できるかは毎度の課題になっている。愛媛大学 糸岡 夕里 先生がおっしゃった「共生」というキーワードが印象的で、その視点に立って今後目指す体育授業の在り方が見えてきた。
■生活科では、子どもたちがいかに自分と関わり、「〇〇したい」と自分たちで考え、判断し、表現することが大切で、それができた満足感や充実感を味わえることにつながると分かった。今回、グループでセンターの中を探検し、タブレットで写真を撮り、まとめ、友達と伝え合うという活動を通して、生活科においてタブレットを活用するよさを感じた。また、これらの活動を家庭に広げる大切さを改めて認識した。
■音楽科では、器楽分野について全学年を通して見て、実際に演奏することで、内容を構造的に捉えることができた。また、音楽専科の先生との関わりについても教えていただいたので、コミュニケーションを密に取りながら連携していきたい。
暑い中、たくさんの研修お疲れさまでした。夏の研修で得たことを、実際の授業で生かしていただきたいと願っています!😊
残暑の厳しい今秋。しかし、まつラボでは熱い研修が繰り広げられています🍂
9月20日(金)、「大学連携セミナー 第3回道徳」を実施しました!今回は、オンライン💻にて講師のお一人である広島大学 杉田 浩崇 先生にご参加いただき、まつラボに参集してくださった先生方👨👩👧👦とのハイブリッドによる開催となりました。
テーマは「正直、誠実」。
「良心ってどういうこと?」「本音と建前?」「お天道様って何だろう?」
参加者の先生方はこれまでの御経験や学びの中から、様々な議論が飛び交います。オンラインで参加の杉田先生も、まるで会場にいるようにお話されていました。
参加者の先生からは、日頃の授業の悩み事も・・・。
互いに学び合う、残暑に負けない熱い研修となりました😁
第4回は10月の実施を予定しております🎵授業力向上を目指して、共に学びを深めましょう!多くの先生方の御参加をお待ちしております😌✨
9月19日(木)、市内計4校の小中学校を会場に、「第2回松山市3年目研修」を実施しました。
今回の3年目研修は、受講者代表4名による「特別の教科 道徳」と「学級活動」の公開授業及び研究協議です。
授業者の先生方は、教材研究を入念に行い、この日を迎えました。ドキドキの一日だったと思いますが、授業者に立候補し、チャレンジしてくださったその気持ちがとても有り難いです。
研修後の受講者の声をいくつか紹介します。
【小学校 道徳】「授業を参観させていただき、指導者が楽しみながら授業をされている姿勢や、沢山の工夫が授業の深まりにつながっていると感じました。特に、話したり聞いたりすることに児童が集中できるよう、授業の規律を大切にするような言葉掛けや目配りが見られました。」
【中学校 道徳】「普段関わることのない中学校2年生の道徳の授業は、興味深いものでした。発達段階に応じた授業展開になっていましたが、生徒たちは自分の考えを一生懸命まとめていたと感じます。私自身、道徳科の教材研究をするとき「中心発問」に悩まされます。同期の先生方と切磋琢磨しながら、今後もよりよい授業づくりに励みたいと思います。」
【中学校 学級活動(午前)】「中学校の学級活動の授業を見せていただくのは初めてでした。中学生は生徒主体でここまで授業が進められるんだと驚きました。また、ジグソー法を取り入れた活動を初めて見て、子ども一人一人に役割を与えられ、クラスの一員としての自覚をもって授業に参加できるので、自分の実践にも取り入れていこうと思いました。」
【中学校 学級活動(午後)】「話合い活動でのロイロノートの活用について考えることがたくさんありました。共有ノートに打ち込むことで、他の人の意見も参考にできることや、カードの色で意見を瞬時に区別できることなどのメリットがある一方で、子どもたちのつぶやきや会話から生まれることを拾い上げていくことが難しくなるのではないかと感じるところもありました。」
この「3年目研修」は、受講者の先生方にとって「若手教員育成研修」の最終段階という一つの区切りです。これからはミドルリーダーとして若手を育てる側になります。この3年間で学んだことを生かし、「学び続ける教師」の姿勢を忘れずに、自己研鑽に励んでほしいと思います。
今回授業を提供してくださった4名の先生方と会場校の先生方、本当にありがとうございました!
9月20日(金)、さわやかな秋空の下、立岩の地域に元気な歌声が響いています🍂
わくわく出前教室、今回は歌声指導の 塚本 愛 先生の講座が、立岩小学校で開かれました🎵
立岩小学校は、子どもたちの作った俳句をもとに群読コンクールに出場し、昨年度🏆グランプリ🏆に輝いた学校です。
今年の松山市連合音楽会では、その俳句にみんなで曲をつけて演奏するんだそう😲
🔔みんなが大切につくった曲を、上手に歌えるようになりたい!🔔
子どもたちは真剣なまなざしで、先生のアドバイスを聞いていました。
講師の先生の声掛けで、みるみる上手になる様子に、先生方もびっくりしていました。
聞きに来てくれた教頭先生や担任の先生方から、たくさん褒めてもらって、笑顔いっぱい嬉しそうな子どもたち。
本番の演奏が、今からとても楽しみです😊
8月23日(金)、教職員研修大会を実施しました。
教職員研修大会は、先生方に、心身共に健康で、自信と誇りを持って子どもたちの指導にあたっていただくために始まり、学校教育における今日的な課題に視点をあて、教職員としての資質能力の向上を目指して実施しています。
今年度は、関西外国語大学 教授 直山 木綿子(なおやま ゆうこ)先生より「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」について御講演いただきました。
次期学習指導要領の改訂の見通しも踏まえ、「主体的・対話的で深い学び」の実現を支える「個別最適な学び」「協働的な学び」について、丁寧にそのポイントを押さえながら話していただきました。また、「話すこと最高!」をキーワードに、他者の考えを自分の言葉でアウトプットすることなど、研修センター会場とオンラインでつないだ各校の参加者約1700人の先生方と、体感しながら共有しました。
受講者の感想です。
📝今まで漠然と捉えていた「個別最適な学び」について理解を深めることができました。講演の進め方そのものが、これからの授業の在り方を示されていると感じ、2学期以降の子供たちへの関わり方や授業の進め方を考えました。先生がおっしゃられていたように、単元の構成をしっかり捉え、子供が主体的に学ぶ、いい意味で教えない授業を展開していきたいです。そのために、教材研究に力をいれていきたいです。
📝講義全体を通して、「話すこと最強」ということが実感を伴って理解できました。「自分の言葉で言い直す」ことで、学習内容が自分事になるということがよく分かったので、2学期からの授業に生かしていきます。
📝ペットボトルのお茶などのエピソードから、「各教科の見方、考え方」の意味が具体的に分かりました。幅広いものの見方ができる、「こういう見方も面白い」と感じられるような子供を育てていきたいと感じました。今後も、学習指導要領を丁寧に読み込んでいきたいと思いました。
📝直山先生の満面の笑顔と話す力で講演に引き込まれ、あっという間の研修でした。まるで生徒になったような感覚で悩み、発見し、対話をすることができました。「主体的・対話的で深い学び」については、これまでも話を聞いたことはありますが、最後に話されたように「具体」があったからこそしっかりと自分事として考えることができました。
講演を通じて、受講した先生方は、これまでの実践と新たな視点をベストミックスさせて授業改善に取り組むヒントを得られたのではないでしょうか。
2学期からの授業改善に生かしていきたいですね!✨
9月14日(土)、第2回「松山『匠』塾」を行いました。
今回は、愛媛県教育委員会委員や市PTA連合会会長を歴任された髙田 智世 様に講師を務めていただきました。
開会後、髙田さんから早速「3分間で木と実を描きましょう。」というお題が⁉
さらに「四字熟語を書きましょう。」⁉
実はこの2つに演習には仕掛けが・・・🤫
それも踏まえた自己紹介を受講者同士で行い、大爆笑😂
和やかな雰囲気で研修が始まりました!🤗🤗🤗🤗🤗
今回のテーマは「出会い」ということで、受講者にとって「出会い」だと思うものを紙に書き出し、分類しました。
「人」「保護者」「入学式」「スポーツ」「犬」・・・「ホッケ」⁉他にも、「本」や「音楽」「映画」「花」など毎日の生活の中に、たくさんの「出会い」があります。
「人との出会い」においてはコミュニケーションが欠かせません。その際のポイントとして、「てきにちかし」を教えていただきました💕
て・・・てんき
き・・・近況
に・・・ニュース
ち・・・地域
か・・・からだ、けんこう
し・・・仕事、趣味
「何から話せばいいのかな?」という時に話のきっかけになるキーワードです。
また、髙田先生が出会った本をご紹介いただき、その中から絵本「おこだでませんように」の読み聞かせをしていただきました。
みなさん、感動でうるうる😭😭😭😭
最後の演習では、「こう」という漢字を受講者でたくさん出し合いました。そのうえで、「聞」いたり「見」たりしたことを基に、「考」え、「行」動を起こし、その際「効」果が出るようにすることで「幸」せにつながる、というお話をしていただきました。受講者が出した、他の「こう」という漢字もつなげられそうです。
あっという間に研修終了の時間⏱
本日も髙田さん、受講者のみなさんとの素敵な「出会い」がありました!✨
9月10日(火)に、荏原小学校の5年生を対象に、おもしろ理科出前教室を実施しました。
今回のテーマは「天気の変化」🌥️☔🌀松山市気象台の方や気象予報士の方にお話をしていただきました。
「松山気象台では、どんな仕事をしているのかな?」「降水確率はどうやって決めるんだろう?」先生のお話に興味津々の子どもたちです😐😐😐
大雨や台風などの異常気象が起こったときの行動についても教えていただき、子どもたちの表情も真剣になりました。
そして、いよいよ実験!!
「雨粒はどんな形をしているの?」「竜巻はどうやって起こるの?」「雲はどうやってできるんだろう?」実際に実験器具を使って見せていただいたり、自分たちでやってみたりしました🤗
身近な気象の変化について、実験を通して感じることができたのではないでしょうか。
9月に入っても、まだまだ残暑が厳しいですね😣
この天気を利用して…
汚れが目立つ研修室の椅子を洗っています🫧
夏の研修シーズンが過ぎ、研修室の利用が少し落ち着いたので、業務の合間をぬって、洗って干す作業をしています。
太陽の光を浴びて、きれいになった椅子とともに、
まつラボでお待ちしています✨
8月27日(火)、特別支援学級担任・通級による指導担当者を対象に、第2回特別支援教育担当者会を実施しました。今回の参加者は、約170名!先生方の熱気に包まれていました✨
前半:公開授業の研究協議
【特別支援学級部会】
松山市立雄郡小学校の4名の先生方による生活単元学習の授業について、質疑応答を行い、授業についての感想をロイロノートで提出してもらいました💻。その後は、グループごとに「運動会・体育大会」をテーマとした生活単元学習の展開を考え、各教科等をどのように関連付けるかを話し合いました。
【通級による指導部会】
松山市立味生小学校の2名の先生方による自立活動の授業についての協議を行いました。授業者の先生に教材を紹介していただいたり、質疑応答をしたりした後に、事例検討を行いました。特別支援学級担任の先生方も参加しており、自立活動の目標設定や支援方法について、グループで協議しました。
後半:講義「小中高の連携」
後半は、松山学院高等学校普通科Newコース 新開 多恵 先生を講師にお迎えし、「小中高の連携」と題して講義をしていただきました。これまでの御経験から、連携や進路選択について感じてこられたお話を、ユーモアを交えながら熱く語っていただき、あっという間の1時間でした。
参加者からは、
🤗「見通しを持った授業の組み立て方や、目標を達成するための手立てを考えながら、単元を作り出していく過程など、研修を通して大切なことを学びました。」
😄「大切なのは子どものニーズであり、その子に合った方法で学ぶことが大切だと知り、それらを意識して2学期から子どもと関わろうと思いました。」
😉「児童の可能性を信じて、自分自身をアップデートしながら目の前の児童の支援をしていこうと思いました。自学級に不登校の児童がいるので、今回の新開先生の話を聞き、進路選択の参考になりました。児童生徒のよりよい適正就学を目指して、コーディネーターとして働き掛けていきたいです。」
という声がありました。2学期からの授業づくりや、これから進路選択をする際の指導支援に生かしていただければと思います。
授業を提供していただいた、雄郡小学校・味生小学校の先生方、児童の皆さん、貴重なお話をいただいた新開先生、ありがとうございました👏🏻
8月29日(木)、台風接近による心配もある中でしたが、無事、課題別実践力向上セミナーを開催しました。
今回は、愛媛大学名誉教授 佐藤 栄作 先生を講師にお招きしました。「定番国語教材のさらなる可能性 ~日本語をもっと知ろう~」と題し、佐藤先生の御研究から導き出された日本語の特質や特徴についてお話を伺うことができました。
教科書等に掲載している教材を読む視点として、改めて「日本語の本質」を取り上げ、元来の日本語のおもしろさや美しさ、また、難しさについて触れることができました。
受講者からは、
📚「日本語は、細やかに書き手のニュアンスを表現できるよさがあることに改めて気付きました。言葉を大切に、日本語のよさを子どもたちにも伝えられたらと思いました。」
📚「何でもないことを深堀りしていくと本質に辿りつくこともあるということが分かりました。言葉、文字、音声など何気なく読んでいることも、これからは少しでも意識してみたいなと思いました。」
📚「国語の特質を知るには、言語を習得している途中の幼児・児童や非日本語話者との接触が有効であると言われたことが心に残っています。日本語に対して、確かに疑問を持つことなく無自覚に使っていたことに気付かされ、新たな視点を与えていただいたと感じました。今後も、『言葉』に対して敏感でありたいと思いました。」
といった感想の声が寄せられ、改めて「言葉」や「日本語」と深く触れ合った一日となりました✨
8月29日(木)、昨年度と同様に、講師に愛媛県警察本部から笹山 さやか様をお迎えし、「子どもの問題行動と心理学」と題して研修を行いました。
問題行動を起こす子どもの背景には何があるのだろう。そこには、何かのトラウマ反応である可能性がある「TIC(トラウマ インフォームド ケア)」という考え方を学びました。また、被害者やその保護者の心理なども教えていただきました。
受講した先生方からは、
「犯罪行為には、その人の背景にいろいろなことが起きているためにおこるものがあるため、生徒を観察し、小さな変化に気づく必要があると感じた。そのために、挨拶をするなどコミュニケーションを積極的に図りたい。」
「保護者・生徒対応の際、TICを念頭に置き接していこうと思う。教師がチームで適切な対応ができるようTICに関する学びを深めたい。」
といった声が聞かれました。
加害者や被害者、またその保護者の心理を知ることで、見方が広がり、子どもたちへの関わり方、対応の仕方も幅が広がるはずです!
8月28日(水)、大学連携セミナー・第3回国語を開催しました。
第1回に続いて、愛媛大学名誉教授 三浦 和尚 先生を講師にお招きしました。説明的な文章の学習指導と教材分析について、先生の御経験と最新の研究理論から貴重なお話を伺うことができました。
説明的な文章の読みに関して、教科書等に掲載されている教材を取り上げ、学習活動の具体例をたくさん御紹介いただきました。
受講者からは、
🎤「9月に行う説明的な文章の学習に向けて教材研究をしていたときだったので、非常に参考になりました。読みを深めるための授業展開の手立てとすることができました。」
🎤「説明的な文章をどう指導していくとよいか、また、子どもの主体的な読みを育てるためにはどうしていくとよいのかについて、とてもよく分かり勉強になりました。私自身、子どもを前にして話をするときに、どのように話を展開していくと、より論理的で分かりやすくなるのかを考えることもできました。」
といった感想の声が寄せられ、充実した会となりました✨
8月24日(土)、第5回松山市教育創造セミナー「松山志成塾」を開催しました。
今回は、松山市立東中学校 玉井 幸恵 事務長、松山市立湯山小学校 八木 恭子 事務長 を講師に迎え、「事務管理」に関するお話をしていただきました。
演習に取り組むことを通して、日々の服務に関する理解と、法的根拠を持って厳正に臨む姿勢への自覚について、改めて捉えることができました。
受講者からは、
📚「法的根拠に基づきながら学校現場の運営に従事することの大切さについて再確認することができた。」
✏️「法的根拠について、日頃から同僚とも声を掛け合って確認しながら的確に業務を遂行していきたいと思う。」
等の感想が届きました。
また、本日の会が今年度最終回ということで、終わりに閉講式を行いました。これまでの全5回を受講者と振り返る中で、改めて今年度の研修の充実ぶりを確かめることができました。
お忙しい中、講師を務めてくださった皆様、御参会いただいた皆様、どうもありがとうございました。
8月27日(火)、令和6年度人権・同和教育主任研修が行われました。
この研修は、今日的課題についての理解を深め、各学校で人権・同和教育を推進するリーダーとしての資質向上を目指すものです。
まず一つ目の講座は「多様な性の在り方について」と題して、聖カタリナ大学から先生をお招きし、お話していただきました。
具体的な事例やデータ、当事者の方の声をたくさんご紹介いただきました。他人事とみるのではなく、自分事としてしっかりと捉えることの必要性を強く感じました。
二つ目の講座は「思いを繋ぐ」と題して、愛媛県人権問題研修講師の先生に、ご講義いただきました。
先生の豊富なご経験やエピソードから、差別の歴史や不合理、子どもたち一人一人に寄り添うことの大切さなど、様々なお話をしていただきました。感銘を受け、涙を浮かべた受講者さんもいらっしゃいました。
✏️「LGBTについて理解を深めることができました。悩みを抱えている生徒が孤独にならないように安心できる言葉かけ、気持ちをもって生徒に接していきたいと思います。」
✏️「人権・同和教育は、子どもの立場に立ち、子どもに寄り添って進めていかなければならないということを学びました。」
✏️「「先人たちの思いを受け継ぐ」という言葉が心に残りました。不当な差別を無くしたい、次世代の子供たちを差別から守りたいという強い思いを私も受け継ぎ、強い意志を持って取り組んでいきたいです。」
など、受講者の先生方からの感想が寄せられています。
目の前の子どもたちが、ありのまま、幸せでいられるように我々は何をしてきたのか、これから何ができるのか。
これまでを振り返るとともに、これからも主体的に学び、人権感覚を磨き続けていきたいと強く感じた一日となりました。