GIGAスクール基礎研修(小学校)

2021年6月8日 19時35分

 

ICTに関するフォローアップの機会を増やすため昨年度から新しく設けた、GIGAスクール基礎研修を実施しました。各小学校から、希望する先生方1~2名が参加しました。

ロイロノート・スクールのいろいろな操作や授業での基本的な活用方法を学んだ後、4人程度のグループで先生役と児童役になり、授業場面を想定していろいろな使い方を試しました。順番に先生役をすることで、授業での活用イメージをしっかりもつことができたようです。

「授業でタブレットを使うのが楽しみになった。」
「いろいろな教科の授業でかなり使えることが分かった」
など、受講後の感想は前向きなものばかりでした。

GIGAスクール構想という学校教育環境の変化を前向きに受け止めて、進んで研修に参加された先生たちからは、日常的・効果的なタブレット活用で、子どもの学びを充実させたいという強い思いが感じられました。

どんどん広がれ!ふるさと松山の心

2021年6月3日 11時35分

 先日、遠くオーストラリアから、『広がれ!ふるさと松山の心』のご注文がありました。

オーストラリアで日本語教師の支援として教材作成等を行っている、

国際交流基金シドニー日本文化センターからのお問い合わせです。

 オーストラリアに稲穂が波打つ大地を誕生させた日本人、

「高須賀 穣」氏に関する教材を作成していて、

日本語を学ぶ子どもたちの読み物として、参考にしたいということでした。

海外にまで、『広がれ!ふるさと松山の心』が知れていることは驚きです!

遠く離れた地で、この本を手に取り、ふるさと松山の心に触れていただけることを、

本当にうれしく思います。

 「高須賀 穣」氏については、こちらからYouTubeで御覧になれます!!

https://www.youtube.com/watch?v=sma9NnQsk5A

 

 

サポート講座・サポートビジット 大盛況

2021年6月3日 10時04分

 研修センターでは、学校支援事業として、サポート講座やサポートビジットを実施し、学校への訪問研修や講師派遣、教員の相談支援等をしています。
 今年度は、学習指導要領の改訂やGIGAスクール構想等、学校教育環境が大きく変化していることもあって、多くの学校から要請があります。

 これまでにお伺いした学校の様子をお伝えします。

【ICT支援】

6月1日 姫山小
6月2日 坂本小
     石井小


 「Microsoft365」や「One Drive」、「ロイロノート・スクール」の使い方から始まり、思考ツールや画像、音声を活用しながら、模擬授業を体験していただきました。
 受講された先生方は、「子どもの学びの充実のために、明日からの授業に取り入れていきたい。」と決意を新たにされていました。

【授業づくり(松山の授業モデル、学習評価)】

5月19日 東雲小
5月20日 三津浜中
5月26日 桑原中
5月31日 高浜中
6月 3日 南中 


 授業づくり講座では、GIGAスクール構想が本格始動したことを受け、「松山の授業モデルとICT活用について」全校の教職員で共通理解を図る研修の機会をもちました。また、特に中学校では、指導と評価の一体化を図るべく、新しい学習評価の基本的な考え方について教科の事例等を通して理解を深めました。

 【特別支援教育】

5月27日 正岡小
 特別支援教育講座では、特別支援の理念や基本的な考え方、方法について理解を深め、全ての児童生徒が、学級等集団の中で豊かにつながり、笑顔で自己実現を図っていくための、教員としての姿勢や実践的指導力について考えます。
 今回は、実際の授業を見せていただき、支援の在り方について、話し合いました。先生たちは、高い意識をもって、熱心に研修に取り組みました。 

 

 まだまだ多くの研修予約をいただいています。松山市立小中学校の先生方の、教師としての意識の高さを感じています。

授業に応じた一人一台端末の活用(日浦小・中学校)

2021年6月2日 19時14分

6月2日に、日浦小・中学校に伺いました。日浦小・中学校では、それぞれの授業の目標の達成に向けて、当たり前のように端末を活用する授業が行われていました。その様子を紹介します。

小学校

2年生 生活「ぐんぐんそだて わたしのやさい」
 
自分たちが育てている野菜が美味しく育つための秘密や苦労について、端末を操作してスライドを見せながら発表していました。自分の発見を堂々と発表する姿に驚かされました。スライドは、お気に入りの写真を貼り付けながら、先生と一緒に作ったそうです。ローマ字変換表を見ながら自分で作成した児童もいたそうです。互いに質問し合う中で、疑問点を黒板に書き出し、みんなで解決していました。

3年生 算数「たし算とひき算の筆算」

一人一台端末のほか、指導者用デジタル教科書も活用していました。また、端末で児童のノートを撮影し、テレビで投影することで、児童の考えを素早く提示していました。筆算の手順をフローチャートで可視化し、プログラミング的思考の育成にも取り組んでいました。

4年生 算数「一億をこえる数」
 

大きな数の学習で、数字をカードで配布し、桁数に着目しながら小さい順に並び変えていました。端末を使用することで、紙でカードを配るよりも格段に速く配布することができます。一人一人が考えながら操作をしたり、全体の場で考えを共有化することで、考えを深めることができていました。

5年生 音楽「和音や低音のはたらき」

合奏の練習に取り組んでいました。最後に、互いに演奏を撮影し合い、自分の演奏を聴きながら客観的に振り返りを行っていました。1時間の振り返りとしても有効ですが、毎時間撮影して残しておくことで、自分自身の上達ぶりを実感することにもつながる活動でした。

 6年生 外国語「Lesson3 ツアープランナーになろう」

教科書を大きく映し出すことができる指導者用デジタル教科書の画面を指し示しながら説明するので、先生やALTが英語で話す内容も分かりやすく伝わっていました。また、端末を使って、行ってみたい国を示しながら英語で表現するなど、端末があることでコミュニケーションがより豊かになっていました。

中学校

1年生 理科「動物の分類」
 
今日の給食に使われている食材について、一人一人が端末を活用し、画面上で操作しながら分類していました。植物性の食材の分類では、こんにゃく芋やゴボウなど、単子葉植物か双子葉植物か分からないものが出てきました。そこで、今度は分担し、検索をして調べることになりました。普通に検索するのではなく、画像検索をすることで、これまでの学習内容を生かした理科的な視点での調べ学習となっていました。自分たちで課題を解決していく学習活動となっていました。

2年生 道徳「郷土を愛する態度『伝えるということ』」
 
挿絵を大きくモニターに提示しながら教材文の音声を流すとともに、一人一台端末で学習者用デジタル教科書の教材文を文字情報として見るという学習からスタートしました。グループで話し合い、考えをまとめた後、興居島中学校とテレビ会議でつなげ、意見を交流しました。オンラインでつながることで、これまで小規模校では実現しにくかった多様な考えに触れるという学習が成立していました。

3年生 社会「日本の現状とこれから」

選挙の投票率が下がっていることを学んだ後、投票率を高める方法について考えを出し合いました。また、投票しないと罰則がある国があることを知り、日本で行うことに賛成か反対かということを話し合いました。資料の中から考えの根拠となる部分をモニターで示しながら伝え合うことで、学びを深めることにつながっていました。これまで積み上げてきた教育実践と、ICTとの調和を図ることで、授業効果が高まっていました。

 

日浦小・中学校の取組を見て、端末が学校を変えるのではなく、子どもたちのために端末を有効に使って授業改善をしていこうとする先生方によって、学校は変わるのだと感じました。

校長先生は、「ICTの苦手な先生も一生懸命取り組んでいます。頑張って使ってみたら、またいろいろな可能性があることも分かりました。」とおっしゃっていました。

ICT支援員 授業支援研修

2021年5月21日 18時26分

4月からICT支援員が行ってきた新入生の端末の初期設定が、ようやく終わりました。
いよいよ、通常業務の授業支援等が始まります。
そこで、5月20日と21日に、授業支援の研修を行いました。
実際に児童生徒に関わりながら、支援の研修に取り組みました。
 

研修は、東雲小学校、東中学校で行いました。初めてタブレットを使う1年生の様子や、使い慣れてきた学年の様子など、研修で入らせていただいた授業の様子を紹介します。

小学校

1年生
初めてタブレットを使う授業に、わくわくしながら取り組んでいました。先生の話をよく聞いて、はじめてのログイン。さらに、タブレットドリルにも挑戦しました。これから、どんどん慣れて、上手に使えるようになっていくことでしょう。
 

2年生
育てている野菜をタブレットで撮影したり写真にかき込んだりして、成長の様子や変化を友達に紹介しました。前回の写真と今回の写真を示して違いを説明したり、感想を書くだけでなく録音して記録したりするなど、タブレットがあるとできることがたくさん増える、ということが感じられました。
 

3年生
プログラミングに挑戦!Viscuit(ビスケット)というサイトを使って、海の世界を表現しました。仕組みを覚えると、いろいろな生き物を登場させたり、動きを工夫したりと、夢中になってプログラミングに取り組んでいました。
 

4年生
社会科で調べ学習に取り組んでいました。調べた内容は、タブレットを使って編集し考えをまとめながら調べていくことができます。また、スマホ同様、画面の向きを変えて縦長にして使っている児童もいました。
 

5年生
社会科で、単元のまとめとして、これまで学習してきたことをタブレットを使ってまとめました。思考ツールを使うことで、まとめる視点がはっきりします。また、キーワードを書き出したり、教科書の資料等をカメラ機能で撮影したりして学習内容をまとめ、さらにその画面を見せながら紹介し合うことで、しっかりと単元の学びを振り返ることができていました。
 

6年生
先生が課題を送ったり、児童ができたものを提出したりする活動を繰り返すことで、プリントを配ったり集めたりするこれまでと比べて、授業のテンポが大きく変わることを感じる授業でした。児童から提出された図を2画面で比較することで考え方を比較したり、ばらばらのカードを組み合わせて言葉の式を完成させたりするなど、考える場面で、タブレットが生かされていました。
 

中学校

国語
職業ガイドを作製するために、本や1人1台端末を利用しインターネットから必要な情報を入手し、まとめました。情報の検索という基本的な利用であっても、わざわざコンピュータ室に行かなくてはならなかった頃に比べて、自席で検索できるという点で効果的に学習することができ、1人1台端末の有効性が感じられました。

英語
1人1台端末のQRコードリーダーを利用し、QRコードを読み取り、英文を見ながら音声を聞いたり、英単語のキーボードレッスンを行ったりしました。授業で操作に慣れておくことによって、生徒は家庭学習でも新しい教科書に掲載されているQRコードの自主的、積極的な利用ができるようになります。

社会
日本がいつどうしていたら戦争が防げたか、ロイロノートの思考ツールを利用し、クラス内で出てきた意見を思考ツールのダイヤモンドランキングを利用しまとめ、小集団で話し合い、全体共有をしました。どの思考ツールを使うと生徒の思考を可視化するのに有効なのか、日々の活用によって練られていきます。

理科
燃焼により水が吸い上げられる理由について、ロイロノートを利用し、動画を確認したり、個々の考えを出したりした後、小集団でまとめ、発表を行い、全体で共有しました。ホワイトボードや模造紙でまとめるのではなく、データとして画面に映すことで簡単に共有できます。

音楽
リコーダーの学習で、個人の指使いや演奏をペアでロイロノートのカメラ機能を利用して動画撮影し、データを提出しました。演奏や実技などの動画を記録として残すことができるということは、1人1台端末の強みの一つです。

保健体育
集団行動をよりよくするために、小集団ごとに動画撮影し、どのような点を改善していけば良い集団行動となるか、動画を確認し、ロイロノートスクールの思考ツール(ピラミッドチャート)を利用して考えを共有しました。1人1台端末は、技能教科の可能性も広げてくれます。

GIGAスクール構想の実現に向けて

2021年5月17日 18時20分

 GIGAスクール構想の実現に向けて、学校現場への指導が確実にできるよう、指導主事及びセンター事務所員もICT研修を行っています。

 一人一台端末の配備と併せて導入した「Microsoft365」や、「Teams」「One Drive」の使い方、ロイロノート・スクール」を使った授業づくりなどについて、全10回の研修に取り組んでいます。

 7回目の今回は、「ロイロノート・スクール」を使った模擬授業を、指導主事同士で行いました。思考ツールや画像、音声を活用しながら、授業展開を考えました。

 学校の授業に還元できる研修を「つくりだす」こと、そして、各学校でICTを活用することによって、子どもの学びが一層充実するよう、センター職員も頑張っています!

学校防災 -管理職研修(教頭の部)第2回-

2021年5月17日 18時03分

 5月14日(金)、松山市管理職研修(教頭の部)第2回が開催されました。

 所長挨拶に続いて、愛媛大学防災情報研究センター 中尾 順子 特定教授に「教頭として防災教育をどのように進めるか」と題して、講義や演習をしていただきました。校長先生を助け、児童生徒の安全を守り、施設等を管理する立場の教頭先生に、学校が避難所となった場合を想定したシミュレーションも行ってもらいました。危機管理意識を高めることや、つながり、広がる防災教育を継続していくことの必要性を強く感じられる研修となりました。

初任者の先生、がんばっています!

2021年5月14日 14時56分

 5月13日(木)、遠隔による初任者研修が行われました。

 今回は、松山市小中学校PTA連合会の 河﨑 元 会長を講師にお招きし、「家庭、地域社会との連携の在り方」について研修を行いました。保護者や地域の方の子どもたちへの思いを知ることができました。

 また、「教員として目指す成長目標の設定」についての研修では、初任者の先生が目指す教員像について、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いて、少人数で意見交換を行いました。お互いの現状を報告したり、悩みを共有し合ったりする様子も見られました。

 松山市では、コロナ禍でも「つながり」を感じられる研修を、これからも大切にしていきます。 

 

初任者研修スタート!

2021年5月6日 15時52分

 5月6日(木)、今年度の初任者研修が本格的にスタートしました。

 本来であれば、4月22日(木)に研修センターに集まって行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大による愛媛県の「感染対策期」の延長や、松山市への「まん延防止等重点措置」の適用により、本日に延期し、遠隔による研修としました。

 「開講式・所長講話」に続き、「公教育と使命」、「情報セキュリティ」、「人権・同和教育」など、教員としての基盤となる内容について研修を行いました。

 直接会うことはできず、画面越しではありましたが、互いに顔を見たり声を聞いたりしながら研修することができ、つながりを感じることもできたようです。

 松山市では、中核市として、これからも初任者研修を重ねて、教員としての資質・能力を高めていきます。

 

新年度開始。早速、タブレットを活用しています!!

2021年4月16日 19時30分

新年度が始まってまだ一週間ですが、松山市内小中学校のホームページには、早速、タブレットを活用している様子が、たくさん紹介されています。
例えば、タブレットで顔を撮影し、拡大して鼻や口をしっかり見たり、輪郭をとらえたりして、自画像を描いている授業。季節の花を撮影し、これからの季節の移り変わりと比べようとしている授業。屋上から見える景色を撮影し、地図と見比べている授業⋯⋯。
カメラ機能をうまく使った授業の他にも、調べ学習に活用している授業や、プレゼンテーションをしている授業もありました。
この一週間で掲載されていた、各学校の記事を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

タブレットでパチリ!(新玉小)

学習の様子(素鵞小)

自転車教室(筆記テスト版) & タブレットパソコンの活用(3年生)(堀江小)

今日のわくわく0416(三津浜小)

今日のわくわく理科0414(三津浜小)

授業の様子(生石小)

4年生の風景(湯築小)

2年生になったよ!(湯築小)

屋上から見えたのは !?(3年)(湯山小)

自画像に挑戦しました(2年生)(石井東小)

命を守る(立岩小)

一人一台パソコンの活用が進んでいます。(河野小)

今日の4年生の学習(粟井小)

一人一台端末の活用(拓南中)

4月15日 中学校 総合ガイダンス(日浦中)