白鳥小学校×東雲小学校 オンライン交流会

2023年3月6日 09時00分

 3月3日(金)、「秋山好古」にゆかりのある、名古屋市立白鳥小学校5年生東雲小学校4年生の、オンラインによる交流会が行われました。

 2校の交流は、2020年に実施したセンターフェスタの特別授業として、東雲小学校でのふるさと道徳「先人の生き方に学ぶ 秋山好古」(授業者:愛媛大学教職大学院特定教授 遠藤 敏朗 先生)を公開したことがきっかけで始まりました。オンラインによる交流会は、今回で3回目となります。

 まず、交流会の前半は、お互いの学校で「秋山好古」について学習した内容や、名古屋市と松山市それぞれの地域ガイドの取組について発表し合いました。

 プレゼンテーションソフトを駆使したり、お手製の紙芝居を使ったり、さらには寸劇やクイズを行ったりと、思い思いの発表手段を選択し、相手に分かりやすく伝えるために、子どもたちなりにしっかり考えられた発表ばかりでした。

  後半は、ブレイクアウト機能を使って小集団グループになり、お互いが自己紹介をした後、全体では伝えきれなかったお互いの「ふるさと」についての思い等をフリートークで行いました。

 始めて出会った者同士でしたが、会が終わる頃にはみんな満面の笑顔になっていました。

 この交流会を通して、お互いの地域のよさを知ったり、自分たちの地域を見つめたりすることで、「ふるさと」を考えるよい機会とすることができたのではないでしょうか。

 また、このように、秋山好古をはじめとした郷土の先人の生き方に触れることで、よりよい生き方を考えるきっかけにしてもらえればと思っています。

ICT支援員さんの御紹介

2023年3月2日 14時15分

 2月~3月、教育研修センターICT研修室で、ICT支援員の皆さんが学校のための作業をしています。

 普段は学校に赴いて、授業の支援やトラブル対応をしてくださったり、機器活用の相談等にのっていただいたりしている支援員さんですが、このように学校の場を離れて、学校を支える仕事をしていただく場合もあります。

指導主事の業務の一コマを御紹介 その2

2023年2月27日 08時10分

 まつラボで行っている研修の中には、本市教育委員会が連携協定を結んでいる、愛媛大学教育学部の先生方に講師等の御協力をいただきながら進めているものがあります。

 また、その逆で、まつラボの指導主事が、愛媛大学・大学院の授業に出向き、講義をさせていただくことがあります。

 今回はその一コマ。

 生徒指導担当の指導主事が、教育学部の3年生を対象に生徒指導に関する講義をしました。

 令和4年12月に改訂された生徒指導提要をもとに、学校現場での事例も交えながら話をしました。

 学生の皆様が教員として学校現場に立った際に、少しでもお役に立てると幸いです。

 

 

まつやま教育研修センターフェスタ2023 スナップ集(後編)

2023年2月22日 08時00分

前編に続き写真で御紹介します。

【公開授業(プログラミング教育)】

【特別支援教育】

【昼休み】

【分科会Ⅰ(ふるさと松山学)】

【分科会Ⅱ(一人一台端末)】

【分科会Ⅲ(特別支援教育)】

【全体講評・講演・閉会行事】

多くの皆様の御参加により、実りある会となりました。

今後に向けて、アイデア・御意見等があればどうぞお寄せください。

小児科のお医者さんから学ぼう!~大学連携セミナー【特別支援教育③】~

2023年2月21日 08時00分

 2月17日(金)18:30~20:00、大学連携セミナー【特別支援教育】を実施しました。

 第3回となる今回は、愛媛大学教育学部教授であり、小児神経科医でもある 中野 広輔 先生を講師にお迎えして、「発達障がいと二次障がい」をテーマに研修を行いました。平日の夜間にもかかわらず、20名を超える先生方が参加されました。

 二次障がいとは、発達障がいそのものの特性とは別にみられる様々な行動です。  

 二次障がいの例として、うつ症状や不登校、依存症といった「内在化障がい」や、暴力・暴言などの他害や破壊行動といった「外在化障がい」があるという中野先生のお話がありました。

 子どもたちからの様々なサインに、現場の先生方は何とか応えようと日々奮闘されていることでしょう。しかし、

「学級担任や校内で抱え込むのではなく、外部機関や人材を活用し、みんなで共有しましょう。」

という中野先生の言葉に、会場にいた先生方みなさんの心が軽くなったに違いありません。

 受講後のアンケートには、

「中野先生の子どもへの関わり方や言葉掛けがとても参考になりました。」

「同じような悩みを抱えた先生方がいらっしゃることを知り、またこのような会に参加したいです。」

という声が寄せられました。

 同じ思いを共有することで、解決策が見えることもあります。先生方の力になれるような研修の場を今後も設けていきますので、ぜひ御参加ください!

 

 

指導主事の業務の一コマを御紹介

2023年2月16日 14時15分

 オンライン化が進んだことから、全国の方と協議ができる会合等に参加できるようになりました。

 本日、教職員支援機構(NITS)主催の「研修企画担当職員研究セミナー」が開催され、まつラボの指導主事が参加しています。

 今回のテーマは、「新たな教師の学びの姿の実現~研修観の転換~」。各都道府県や市町村の教員研修担当者が参加し、講義や演習、協議を行っています。

 子供たちの学びの転換とともに、教師自身の学び(研修観)の転換を図る必要があります。現在、令和5年度の研修計画について、充実したよりよい研修となるよう準備を進めています。

「ペレットから分かる生態系の仕組み」~おもしろ理科出前教室~

2023年2月15日 08時05分

 2月14日(火)に、おもしろ理科出前教室を城西中学校で実施しました。

 今回は、愛媛大学の向 平和先生を講師としてお招きし、「生態系」に関する実験・観察を行いました。

 まず見せていただいたのは、森のエビフライ。もちろん、実際のエビフライではなく、このように呼ばれている、マツボックリの形の変わったものです。これは、「フィールドサイン」と呼ばれる、生物の生活している痕跡であるということを観察を通して知りました。

 次に、フクロウが肉食の猛禽類であることなどのお話を聞いた後、「ペレット」が登場します。「ペレット」とは、フクロウが消化できないものを吐き出したものです。この説明を聞いて、子どもたちは期待を膨らませつつ、観察の準備をしていきます。

 観察が始まると、子どもたちは恐る恐るペレットを水でほぐしていきます、中から骨が出てきました。それらを取り出して並べていきます。よく観察していくと、頭骨や肋骨があります。並べてみて、なんと、ネズミが数匹食べられていることを発見しました。本授業を通じて、食物連鎖について体験を通してより深く学ぶことができ、貴重な体験ができたようです。

   

まつやま教育研修センターフェスタ2023 開催内容

2023年2月11日 15時06分

 2月9日(木)に開催しました「まつやま教育研修センターフェスタ2023」では、市内すべての学校はもとより、愛媛大学の先生方26名と約30名の大学院生の皆様、市外の教育行政機関の皆様約50名を含む400名を超える皆様に御参加いただきました。御参加いただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

 フェスタの開催内容について、写真付きでお伝えします。青字は本市受講者の方の感想です。

【開会行事】

【愛媛大学 大学院教育学研究科 教育実践高度化専攻 特定教授 山本 浅幸 先生による特別授業】

  東中学校2年 数学科 「箱ひげ図とデータの活用」

 まさに授業の「匠」として、教材研究や子どもと関わる力といった、授業力、教師力の凄さを改めて見させていただきました。

・子どもたちがよく考え、互いに考えを練り合い、まさに子ども自身がOUT PUTする授業で大変勉強になりました。

・教材研究の大切さ、しっかり研究された教材の持つ力を改めて実感しました。

・ワクワクする授業でした!

・授業づくりの神髄に触れさせてもらいました。関わる機会を与えていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

【公開授業・研究協議】

■生活科 東雲小学校1年 「もう すぐ 2ねんせい」

■総合的な学習の時間 八坂小学校4年 「八坂の地域を災害から守ろう」

■理科 東中学校2年 「電流と磁界」

■特別支援教育 東中学校 (オンデマンド配信)

 ◻︎自立活動「健康な体づくり」~コーディネーショントレーニングで心と体を鍛えよう~

 ◻︎作業学習「バザーに向けて、お客様に喜んでもらえる製品を作ろう!~ガラスタイルを使った小物とハーバリウム作り~

 ◻︎外国語 Unit4「Friend in New Zealand」

 「一人一人が分かる喜び、共に学ぶ喜びを実感できる授業」の具体として、授業公開をしていただきました。研究協議では、顔を合わせて先生方のいろいろな思いや考えを共有することができたようです。

・この授業を見通して、年度初めから準備されているのがすごいと思った。先生の問い返しのおかげで、子どもたちが「自分たちは成長してきたんだな」と感じれらるようになっていた。

・「プログラミング的思考」の要素を育成する上での様々な工夫が散りばめられた提案性のある授業だった。

・子どもたちがそれぞれに問いを立て、自分のテーマについて実験するといった、まさに主体的な学びが行われていた。

 

・特別支援学級の取組について大変参考になった。通常学級の先生方にも役立つと思う。

・指導助言が分かりやすく、結果よりも過程を大事にした学習の大切さを強く感じた。

 

 

 昼休憩では、1Fエントランスホールで「ロイロノート・スクール」「eライブラリ」「タブレットドリル」の体験や質問ができるブースを設け、それぞれの会社の方にいていただきました。先生方が悩みを相談したり、困り感を解消されていました。

 

 

【分科会】

Ⅰ「ふるさと松山学とSDGs」

Ⅱ「1人1台端末の活用と情報活用能力の育成」

Ⅲ「特別支援教育における校内外の連携」(ライブ配信での同時開催)

 先生方の工夫された実践発表をもとに意見交換をするなどして、充実した協議の時間となったようです。

・ふるさとへの愛着と誇りを育てることの意味を改めて考えることができた。

・前に並んでお座りになっている先生方の姿を見てお声が聞けてうれしかった。

・様々なICTの活用方法について触れることができた。自分も真似したり開発したりしていきたいと思った。

・生徒1人1人に応じた学びの最適化について知見を広げることができた。

 

【講演・全体講評】

 「子ども1人1人の学びの質の向上のためのICT活用」

 講師:東京学芸大学教育学部 教授 高橋 純 氏

 高橋先生には終日参加いただき、私たちの取組を御覧いただいた上、講演の中でそれを意味づけし、具体例を挙げながら今後の方向性をお示しいただきました。

 

・とても話が分かりやすく、授業改革をするには、授業観・評価観を変えていく必要があることを理解できた。

・ICT活用による1人1人の資質・能力を図るということを、理論的・体験的にお話ししてくださり、感激した。

 

 「寒椿 力を入れて 赤を咲く」 正岡 子規

 「赤く咲く」ではなく「赤を咲く」。  ーまるで、椿が自分自身の意思で赤い色に咲いたかのように感じます。

 私たちが育てるべき子どもたちは、この椿のように、自分の意思で力を伸ばし、自分らしく花開く子どもたちなのかもしれません。今回のフェスタでの御意見や御指導をもとに、松山の子どもたちの未来のために何ができるか、これからも皆様と一緒に考えていきたいと思います。

そして、そのために、このまつラボが「つどう・つながる・つくりだす」場所でありたいと思います。

 ありがとうございました。

「まつやま教育研修センタフェスタ2023」を開催しました

2023年2月10日 08時41分

 2月9日(木)、3年ぶりに「まつやま教育研修センターフェスタ2023」を参集にて開催し、

多くの皆様のおかげで充実した会となりました。

 公開授業をしていただいた研究協力校では、なんと、

保護者の皆様が廊下を清掃してくださったり、

「どうぞ飾ってください。」とわざわざお花を届けてくださったりしたそうです。

 

 また改めて写真付きでお伝えしますが、お力添えいただいたすべての皆様にお礼を申し上げます。

 ありがとうございました。