1月5日(木)、2023年最初の研修として、管理職研修(校長の部)を実施しました。
今回の協議題は、「不登校の今とこれから」。
市内小中学校の不登校の現状について共有し、小中学校1校ずつ実践事例を御紹介いただきました。その後、各グループごとに分かれ、各校で行っている効果的な支援や今後の課題等について協議を行いました。
温かい学級づくり、絆づくり、分かる授業づくり、家庭との連携等、それぞれの学校で取り組まれていることを共有したり、今後の学校経営について意見を出し合ったりする時間となりました。
今日から三学期が始まります。
仕上げの学期として、すべての子どもたちが笑顔と意欲に満ちた楽しい学校生活を送ることができますように。
2月9日(木)開催のセンターフェスタに向けて、着々と準備が進んでいます。
公開授業については、授業者の先生方とまつラボ指導主事で、現在指導案審議を重ねているところです。
そんな中、今回特別授業をしていただく、愛媛大学特定教授の山本浅幸先生とまつラボ指導主事が本日打合せを行いました。教材分析、授業構想、ICT活用等、山本先生の授業に対する情熱に感動しながら打合せをさせていただきました。
授業をしていただく、中学校数学の単元「箱ひげ図とデータの活用」は、学習指導要領に新しく追加された内容であり、多くの数学の先生方が指導経験のない内容です。具体的な授業内容はまだお伝えできませんが、教科を超えた授業づくりについて学ぶこともでき、特に数学科の先生方には是非御参加いただきたいと思います。
申込は1月13日(金)までとなっております。部分参加もできます。御参加をお待ちしております。
皆さま、明けましておめでとうございます。
お正月は、ゆっくり過ごせましたでしょうか。
新しい年が、皆さまにとって実りの多い1年となりますよう、お祈り申し上げます。今年もまつラボをどうぞよろしくお願いいたします。
~まつラボから見た美しい日の出です~
12月28日午前、サポート研修を行いました。
「プログラミング教育について教えてほしい」という、ある小学校からの依頼です。
代表して、若手2名とベテラン1名の3名の先生が来所されました。 学習指導要領の内容やプログラミング的思考について確認した後、ビスケットなどのプログラミングを体験。これからの授業にどう生かすか考えていただきました。
講座はお昼で終わったのですが、午後は3人で指導案を考えて模擬授業をされたそうです。
ICT研修室で授業づくりをし、教材作成室で大型プリンターを使って教材を作成するなど、まつラボを存分に活用していただき、先ほど笑顔で帰って行かれました。
若手の先生の吸収力、ベテランの先生の学び続ける姿勢ー。仕事納めの日まで自主的に研修される熱心な姿勢に頭が下がります。きっとこれから学校を牽引されることでしょう。
さて、今年の研修はこれでラストです。新年は1月4日(水)から開館しますので、来年もまつラボとまつラボ所員をどんどんご利用ください!
では皆さま、今年もお疲れさまでした。どうぞ良いお年を
12月27日、松山市総合コミュニティセンター企画展示ホールに全小中学校の代表者が集まり、
「子どもから広がるいじめ0ミーティング」が行われました。
今年のテーマは「タブレット端末におけるいじめ」について。
勝山中学校のみなさんの進行で、事例をもとに、自分たちにできること、これから学校で取り組みたいことなどについて意見交換が行われました。
ここで情報交換したこと、話し合ったことは、今後、各学校に広がっていくことでしょう。
1人1台端末の日常的な活用が進んでいますが、このように、自分たち自身で考え、適切に判断する子どもたちを育てていくことが大切だと考えています。
2学期は、行事が盛りだくさんで、目まぐるしい日々だったことと思います。先週末のクリスマスはゆっくり過ごされたでしょうか。
12月26日(月)、2022年最後の大学連携セミナー【外国語編】【特別支援教育編】を実施しました。
午前中は【外国語編】です。今年度全5回の最終回でした。第一回からのリピーターさんに加え、新規参加の先生、市外や愛大附属中の先生、愛媛大学の学生さんに参加いただきました。校種も小、中と様々です。今年、中堅研修Ⅰで教科の課題研究に取り組んだことがきっかけで、「教科の指導力を磨きたい!」と学びのエンジンがかかった先生の参加もありました。
愛媛大学教育学部 准教授 立松 大祐先生に、New Horizon 1 Unit 7「Winter Vacation」での模擬授業を通して、リテラチャー・サークルの手法を生かした生徒主導の話合い活動についてご指導いただき、研修を深めました。また、既に実践を進められている先生方から、子どもの反応など授業の実際を伝えていただきました。受講者からは、「リテラチャー・サークルは、自分の学校の生徒には難しいと思っていたけれど、指導の実際の留意点を学ぶことで、やれそうな気持になりました。今日の研修で共有した日々の言語活動もヒントにしながら、早速、3学期から挑戦してみます!」という感想が聞かれました。
教科書の本文の読解を通して考えたことを、自分の生活や経験と結びつけながら英語を使って伝え合う授業改善に向け、手応えを感じた1年の締めくくりの研修となりました。
午後からは、【特別支援教育編】です。今回のテーマは、「実行機能と発達障害」。日常生活の様々な場面で見られるつまずきや困難さと深い関連がある実行機能について、愛媛大学教育学部 講師 冨田 享子 先生に御講話をいただきました。
実行機能とは、目標を達成するために思考や行動をコントロールする能力のことで、その困難さは、ASDやADHDなど発達障害の子どもたちが抱える困りごとと重なる部分が多々あります。冨田先生がお話ししてくださる具体的な子どもの様子に、大きくうなずく先生方の姿が…。どうやら頭の中に思い浮かぶ子どもたちがいたようです。
後半は、実際の事例をもとに、その特性に応じた配慮や支援についてグループワークを行いました。「この子はプランニングに弱さがあるな。」「目標を分割して評価していくといいかも。」など、前半の講義で学んだことを生かして、活発な意見交換をしていました。
今回の研修では、特別支援学級担任だけでなく、通常の学級担任の先生も多数参加していました。
「支援の必要な生徒に、日頃からどのようなことを頭において指導をしていけばよいか、具体的に考えることができた。」
「通常の学級で多様な背景や特性を抱えている児童を支援できるように、今回学んだことを本校の教員に広げていきたい。」
という感想があり、特別支援教育の推進に向けて、意識を高めることができたのではないかと思います。
今後も、子ども一人一人に寄り添った支援を目指していきましょう!
12月17日(土)、大学連携セミナー【教科】道徳編 第5回を行いました。
今回の内容項目は、「D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」から「自然愛護」にスポットを当て、広島大学大学院 准教授 杉田 浩崇 先生、愛媛大学教育学部 准教授 藤原 一弘 先生のコーディネートのもと、学びを深めました。
大学生にも2名参加していただき、議論の中でフレッシュな意見を聞くことができました。
様々な立場の方が自由に参加し、それぞれの思いや考えを話したり聞いたりしながら、授業づくりのヒントをたくさん得られるのがこの研修の魅力です!皆さんもぜひ御参加ください!
12月19日(月)11:00から県民総ぐるみ地震防火訓練「シェイクアウトえひめ」が実施され、まつラボの所員も参加しました。
地震発生時に取るべき3つの行動は、「まず低く」「頭を守り」「動かない」です。
1分間は思っていたよりも長く、地震発生時の揺れへの恐怖を感じました。
机の下では、頭以外の部分を守ることの難しさもわかり、よい訓練となりました。
実際の災害発生時には、まつラボを利用していただいている方々の避難や救助もしなければなりません。そのためにも、まずは自分の身の安全をしっかりと確保し適切な誘導ができるよう、日頃の訓練の大切さを改めて感じました。
12月15日(木)に、おもしろ理科出前教室を中島小学校で実施しました。
今回の講師は、愛媛大学の隅田学先生です。
まずは、ソサイエティ5.0の話からスタートし、科学技術の進歩の大切さを実感します。
「早速体験しよう!」と、ドローンを図書室上の吹き抜けスペースで飛ばしてみます。起動して「ブーン」という音とともに浮かび上がった時には、子どもたちから歓声が!タブレットの画面で、ドローンを操作するのに初めは恐々でしたが、すぐに操作に慣れ、上手に操縦できるように。
その後、このドローンを「プログラミングで操作しよう」と、ブロックや数値を調整して操作用プログラムを作りました。ドローンを決めた位置に着陸させるようにデバッグ(不具合の解消)に何度も挑戦します。
中島小のみなさんは、本授業をきっかけに、「中島を空撮して、自然環境を調べたい」という思いをもっているようでした。
みなさんがより専門的なプログラミング体験をしたことで、科学技術の重要性を再認識し、未来への希望をもつことができたようです。
12月10日(土)、「ICTを活用した社会科の授業づくりのヒント」をテーマに、愛媛大学教育学部 准教授 井上 昌善 先生をお招きして課題別実践力向上セミナーを実施しました。
井上先生からは、「社会参加」に着目した授業開発、ICT活用を考える際のポイントについてお話しをいただいた上で、ICT教材の事例として、地図アプリを紹介していただき、実際にタブレットを用いて体験しました。
また、味生第二小学校 髙岡 遼介 先生には、防災をテーマにした小学校6年生の授業実践を紹介していただきました。授業の中で実際に子どもたちがロイロノートの共有ノートを用いて作成したシンキングツールや、そのシンキングツールや授業で用いた資料、板書の写真、子どもたちの振り返りなどをひとまとめにしたデジタルワークシートなどを見せていただきました。
最後には、グループで、今後やってみたいICT活用やその課題について意見交換を行い、今日の学びを今後に生かす方法を考えました。
受講者からは、
「今後もこのような研修があれば参加したいです。今日学んだことを、今後の授業の中に少しでも取り入れることができるよう頑張りたいです。」
「『仮説→検証』という課題解決のサイクルの中で、自分たちならどうするかというところを考えられるようにしていきたいです。」
「他校の先生の実践やお話を聞いて、自分にはない考えや授業案を知ることができました。今回学んだことを、学んだままにせず、実践に生かしたり連携したりして取り組んでいきたいです。」
といった感想が聞かれました。
社会科の目標に沿った指導と評価のための効果的なICT活用について、今後も教材研究を進めていきたいですね!