何よりも健康が一番!~課題別実践力向上セミナー~

2022年12月13日 08時08分

 12月10日(土)「健康な体をつくろう!」と題して、ナチュリラ フィット 井門恵理子先生をお招きしました。

 受講された先生方は、部活動中のけがの多さ、転んだときに手が出ないこと、授業中の座っている姿勢、合唱中の立ち姿、体つくり運動の進め方などなど、普段、子どもたちと接していて気になることを抱いて参加されていました。

 まず講義では、学校でできることを御紹介いただきました。例えば、運動能力の基礎をつくる体操。これは、肩や股関節を鍛える動きなど、赤ちゃんが「立つ」までの身体活動、全ての運動の基本となるものです。体操を遊びの一環や体幹トレーニング、ウォーミングアップとして取り入れる方法もあるそうです。もう一つは、姿勢を整えるためのポイント「骨盤を立てる」こと。姿勢がよくなることで、健康、運動能力、学力アップが期待できるそうです!

 理論をしっかり学んだあとは実際にやってみよう!と体育館に移動し、気を付けるポイントを意識しながら、感覚をつかんでいきました。

 

 先生方からは、「子供の座っている姿勢がとても気になっているので、まずは座り方のコツを先生方に伝えてみようと思う。」「 コロナ禍により、ますます子どもたちの運動不足が深刻になっているという現状を再認識することができた。また、実技を通して、人間にとって姿勢がとても大切であること、子どもに限らず自分自身も姿勢を意識した生活を送りたいと感じた。」などの声が届きました。

 何をするにも健康があってこそ!今後も、子どもや教職員の健康づくりに役立つ研修を企画していきたいと思います。

栄養教諭も日々学んでいます!

2022年12月6日 08時15分

 栄養教諭2年目の先生を対象にした研修を校内外で実施しました。その一部を御紹介。

 先日、まつラボに愛媛大学大学院教授 信原 孝司先生をお招きし、「学校教育と児童生徒とのかかわり~相談・指導の視点から~」と題してお話をいただきました。子どもの問題行動の背景にあるものや、支援する際の考え方、心構えなどを学びました。

 受講者からは、「栄養教諭は、児童生徒と直接関わる機会が少ないので、今回の研修は大変参考になりました。自身の関わり方を振り返ってみると、他の先生方の対応を参考に、見よう見まねで対応してきたように思います。今までの対応が間違っていなかったと少し自信を持つことができました。」などと感想が聞かれました。

 栄養教諭は、給食調理場での業務だけでなく、学校での食育や個別的な相談指導等、日常生活上で児童生徒と関わることもあります。今後も教員としての必要な知識技術を習得し、児童生徒へのよりよい支援に生かしてもらいたいと思います。

 また、校内研修では2つの課題に取り組みました。

 一つ目は、給食調理場での衛生管理。調理従事者とのコミュニケーションの取り方を工夫したり、物理的な改善を図ったりしながら、衛生管理の徹底に向けて取り組まれていました。

 二つ目は、実践授業。家庭科の授業では、ティームティーチングで行う担当教科の教員と協議を重ね、学校給食の事例の紹介や食材の特性の説明など、栄養教諭の専門性を発揮しながら実践をされていました。

 それぞれの実践や日頃の疑問について、保健体育課やまつラボ指導主事から提案や助言を受けながら、実践力の向上に励まれていました。

 2年目の栄養教諭さんですが、頼もしい姿が見られ、今後のますますの御活躍が楽しみです。

  

書道の達人をお招き!「わくわく出前教室」

2022年12月5日 16時20分

 12月2日(金)、湯築小学校で「わくわく出前教室」を実施しました!

 今回は6年生を対象に、書道の達人、濱田 徹也先生に授業をしていただきました。

濱田先生は、湯築小の元教員でもあります。

 「本気で」上手になろう!と熱いお話をしていただき、子ども達はやる気満々でスタート。

 濱田先生がそれぞれの文字を丁寧に解説しながら、みんなで一斉に書いていきます。

 先生が文字を書く手元はビデオカメラで撮影され、前方の巨大スクリーンに映し出されており、後ろの子ども達にも見やすいように工夫されていました!

 達人のアドバイスを聞きながら、もくもくと練習中。

 なんだか前より上手くなった、かも!

 冬の書き初めに向けて、貴重な時間になりましたね✨

 ちなみに湯築小にあるこちらの言葉も、当時教員だった濱田先生が書かれたそうです。

土曜も絶賛学び中! ~課題別実践力向上セミナー~

2022年12月2日 08時15分

 11月26日(土)、課題別実践力向上セミナーを実施しました。今回は、午前と午後合わせて3本立てです!

 まず、午前中は「ICTを活用した図工・美術科の授業」と題し、まつラボ指導主事が実践事例を紹介しました。

「パワーポイント」などのプレゼンソフトを活用した事例を紹介した後、プログラミングソフト「ビスケット」を用いての、国語や音楽と図工がコラボした実践事例を紹介。

その後は、実際にビスケットを使ってプログラミングの演習を行いました。

初めてビスケットを使う先生もいましたが、自分の描いた絵が動いた時には、思わず「わ~」と歓声がもれていました。

中には、動いた絵が別の絵にぶつかると消えてしまうようなプログラミングをした先生もおられ、「どうしたらそんなことできるんですか?」と聞き合うなど、楽しく演習することができました。

 

 続いては、「ICTを活用した特別支援教育での授業づくり」。講師は、愛媛大学教育学部教授で、インクルーシブ教育センター長の 苅田 知則 先生です。

 まずは、今回の講座資料を、QRコードで読み取るところからスタート!近くの先生方同士で協力しながら、無事に全員資料をゲットしました。

 ICTを使うことが目的ではなく、生きる力を発揮する方法・道具としてICTを活用していくことの重要性について講話をいただいた後、実際にタブレット端末を使って「アクセシビリティ」機能を体験しました。意外と知らなかった機能も多く、特別なアプリを使わなくても、標準搭載されている機能を用いてフォントの色や大きさなどを工夫することで、見えにくさや分かりにくさを抱えている子どもへの支援になることを実感することができたようです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後は、「『ふるさと松山学』~栗田樗堂と庚申庵~」です。

 まつラボを飛び出し、味酒校区にある「庚申庵」にお邪魔しました。講師は、松山東雲大学名誉教授で、NPO法人庚申庵倶楽部代表の 松井 忍 先生です。

 初めに庚申庵の説明を受けた後、味酒野めぐりを行いました。秋晴れの気持ちのいい昼下がりに、約1時間かけて、栗田樗堂に所縁のある場所を歩いてめぐりました。松井先生に説明をしていただくことで、普段何気なく通り過ぎていたところに歴史や俳句が散りばめられていることに気付き、「ふるさと松山」の素晴らしさを体感することができました。

受講者からは、

「栗田樗堂個人の生き様のようなものを感じられた貴重な時間でした。」

「講師の先生の魅力的なお話に魅了されました。癒しと充実の時間でした。」

といった感想が聞かれました。

まさに「歩く『ふるさと松山学』」でした。

すごいもの博2022に出店しました!

2022年11月29日 09時08分

 11月26日(土)、27日(日)の2日間、城山公園にて、えひめ・まつやま産業まつり「すごいもの博2022」が開催され、我がまつラボは「広がれ!ふるさと松山の心」書籍販売を行いました。

 秋晴れのさわやかな天気。会場はたくさんの人でにぎわいを見せていました。会場を訪れている方々に声をかけている中で、「あっ、この本持ってるよ!」「学校で使っているよ。」「もうすでに持っています。」など、ありがたいお言葉をたくさんいただき、この本が広く知れ渡っていることにありがたさを感じました。もちろん、たくさんの方に買っていただきました。

 まさに、産業のチカラで元気になれた一日でした。

 ~お気軽にお問い合わせください~

  ※書籍購入についてはこちらへ 

   松山市公式サイト関連ページへ

 

魅力あるミドルリーダーへ!中堅研修Ⅰ修了!

2022年11月29日 08時15分

 11月24日(木)25日(金)松山市中堅研修Ⅰを実施しました。

 最後の講義は、今後ミドルリーダーとして活躍される先生方に、「これからの組織貢献に向けて」と題し、

24日(木)松山市立味酒小学校 校長 中川 祐二 先生

25日(金)松山市立勝山中学校 校長 渡部 ゆかり 先生に

 組織の一員として、先生方に必要とされる資質・能力や仕事に向かう姿勢について、ご自身のこれまでの経験をふまえて熱くお話しいただきました。

 受講者からは、

「中川校長先生のお話は、今後の教員生活を改めて見直すとてもためになるお話しでした。『来る者拒まず』いかなることもチャンスと捉え、前向きに教員として邁進されていった中川校長先生の姿に感動しました。私自身、これからの教員生活を謙虚に、常に学びの精神で過ごしていこうと思います。」

「渡部校長先生のお話では、『協働してみんなの今を幸せにしよう』という言葉が非常に印象に残りました。私も児童に同様のことを言いますが、校長先生のお話をお聞きして改めて教師として『今』も楽しく教育活動に取り組んで行くべきだなと感じました。」 

など、校長先生の思いに触れ、これから更に成長していこうという意欲を持った様子でした。

 中堅研修Ⅰを修了された先生方、これから更にパワーアップして御活躍ください! 

先輩教員の熱意と研究内容から刺激を!-初任者研修-

2022年11月28日 08時25分

 今回の初任者研修は2グループに分けて、11月24日(木)、25日(金)の二日間、中堅研修Ⅰと合同で実施しました。

 中堅研修Ⅰの先生方が、一年間をかけて取り組んだ課題研究の発表に、初任者研修の先生方が参加し一緒に協議を行うという内容です。

 中堅研修Ⅰの先生方は、自身の研究についてプレゼンテーション等にまとめて説明するとともに、メンター的な役割として、初任者の先生方からの質問に対して、経験を踏まえて助言を行いました。

 メンティーとなった初任者の先生方からは、

「授業づくりのヒントになることが多くあり、とても実りのある時間となった。」

「普段授業をする中で感じていた困り感の解消につながる発表を聞かせていただいた。」

「工夫そのものだけでなく、授業に取り組む姿勢も見習っていきたい。」

「貴重な実践を知ることができて、明日からの授業づくりが楽しみになった。」

といった感想が聞かれました。

 先輩方の熱心な姿勢から、大きな刺激を受けたようでした。

個に寄り添った支援を考える ーサポートビジット(特別支援教育)ー

2022年11月25日 07時10分

 今回は、まつラボ指導主事が市内小中学校を訪問して行っている「サポートビジット」の話題です。

 先日、ある市内小学校で、特別支援学級に在籍する配慮を必要とする児童への支援について研修を行いました。特別支援学級担当の先生方だけでなく、管理職の先生や養護教諭の先生も参加され、学校全体で考えていこうという思いがあふれる中、研修スタートです。

 さて、子どもの気になる行動には、さまざまな背景や原因が隠れており、そこに視点を当てることが、支援の第一歩です。

 そこで、その行動について「なぜそうしてしまうのか?」原因を探ってみることにしました。ロイロノート(共有ノート)で、先生方が児童の行動をどう捉えているのかを確認したところ、「自分に注目してほしい。」「先生に関わってほしい。」という思いから出てきた行動ではないだろうかということが見えてきました。

 

 

 

 

 

 

  原因が分かったら、次は具体的な支援についての検討です。現状に鑑みながら、どのような支援が効果的か考えていきました。

「考えた支援がすべて実行できるわけではないが、身近なことでできることからやっていこう!」

「こうやって情報を共有し、意識統一して支援していくことが大切だ。」

という先生方の意見から、担当者一人で抱えることなく、「チーム学校」として対応していくことの重要性に改めて気付かされました。

 子どもの気持ちに寄り添い、個々の実態に応じた適切な支援を継続していくことで、その先に広がる豊かな将来への展望が見えてくるのではないでしょうか。

 「サポートビジット」では、このような校内研修において、先生方のお手伝いをさせていただきます。お気軽に御相談ください。

 

効果的な授業でのICT活用が広がっています2ー情報教育授業研究会(小学校)ー

2022年11月24日 14時55分

 11月22日(火)余土小学校にて、情報教育授業研究会を実施しました。

 全校を挙げて、日常の授業の中で一人一台端末を大変有効に活用していました。そのうちのいくつかを紹介します。

【生活科】探検中に端末で撮った写真を選び、振り返りながら話し合う。他の班に紹介する準備をする(操作などを教え合い、協働的な姿も見られました。)。

   

【外国語科】ALTが話している動画を全員で視聴して英語を聞き取り、自分たちのカードを並べ替える。

  

【道徳科】題材に出てくる登場人物の気持ちをロイロノートのカードに書き表し、提出して共有し、話し合う。

  

【国語科】物語文から読み取った登場人物の様子を色別カードにまとめて提出、一覧にして意見の分類を行い、話し合う。

  

【算数科】問題解決の場面に沿ったデジタルワークシートに、思考を整理しながら書き込んで提出する。

 

【社会科】調べたことを、共有ノートを使ってデジタル新聞にまとめる(協力してよりよいものを作成しようと相談し合う姿が見られました。)。

 

 午後は国語科、算数科、学級活動の焦点授業を公開してくださいました。ここでは算数科の授業を紹介します。

 4年生の単元「面積」における、複合図形の求積の学習です。これまでは、紙のワークシートで行ってきたこの学習ですが、一人一台端末を活用することにより、より多様な考えを共有し合う時間が確保されていました。

 まず、復習や場面設定は、拡大提示ですぐに確認。

  

 試行錯誤したり、たくさん解き方を考えたりできるデジタルワークシートで、一人一人がじっくり面積を求める方法を考えます。ヒントカードは自分で取り出し、既習事項を用いて自力解決を目指します。
   

 班での話合い活動では、自分なりの方法を何とか伝えようと、タブレットを相手に向けてペンを使うなどしながら友達に説明。

  

 アナログの掲示物も使いながら、複合図形を分けたり、つぎたしたりして面積を求める方法の理解につなげます。ICTを活用して、教科のねらいにせまる授業でした。
  

 市内小中学校では、このように一人一台端末活用の2年目として、教科での学びを深める活用が日常的に行われるようになっています。

Let's dance!! ~第4回松山「匠」塾~

2022年11月22日 10時42分

 11月16日(水)、今年度最後の「松山『匠』塾」を行いました。
 今回はいつもと違う趣向です。研修で使用している大講義室の机やいすを取っ払い、ダンス会場に!

 講師は、愛媛大学社会共創学部教授 牛山 眞貴子 先生をお招きし、学生のみなさんにも協力していただきました。

 「信頼される指導者とは?」「体づくり、体ほぐし、基本ステップって?」先生方は興味津々。牛山先生を中心に、楽しい和やかな雰囲気の中、体を動かし、笑顔や元気が湧きあがってくるような素晴らしい時間を過ごされていました。

 受講された先生方は、「心も体もリフレッシュできました。教師自身が楽しむことが子どもたちの意欲に直結することや表情や動作を使って伝えることの大切さを実感しました。明日からの子どもたちへの関わり方に生かしていきたいです。」と決意を新たにされていました。

 来年度の「匠」塾も、様々なテーマで専門家をお招きしての開催を検討しています。お楽しみに。