センター日記

教職大学院授業「愛媛の教育改革」発表会

2023年7月24日 13時34分

毎週月曜日、まつラボで実施されてる愛媛大学教職大学院の授業「愛媛の教育改革」が、本日、前期の最終日を迎えました。

この講座は、愛媛の今日的な教育課題の改善に資する研究テーマを設定し、追究するものです。

今日は、コースの代表4名の方がその成果を発表され、まつラボ指導主事は、講評をさせていただきました。

それぞれ、「地域連携教育の推進」「AI(ICT)を用いた教育・校務支援」「かかわりを重視する体育授業」「操作的定義」をキーワードにした内容で、高度な手法による調査、分析、まとめは、まつラボ指導主事にとっても多くの学びがありました。

教育を取り巻く様々な課題がありますが、「議論」をとおして共有化や可視化を図っていくことが、改善に向かう鍵の一つではないでしょうか。 

 

後期の本格的な研究が楽しみです。

教育長さんからのエール! 〜第4回松山志成塾〜

2023年7月24日 08時40分

 7月22日(土)、松山市教育委員会 前田 昌一 教育長を講師としてお招きし、「松山の教育」と題して市政講座を実施しました

 当日は「教育長さんのお話を直接聞くことができるチャンス!」ということで、約50名の先生方が受講されました。

 前半は「第4次まつやまの教育プラン21」の基本方針の中から、5つの取組を中心に。後半は「新たな教師の学びの姿」を踏まえながら、「今後の教師の姿」についてお話いただきました。教育長さん御自身にまつわるエピソードも交えて率直にお話ししてくださり、現場で奮闘する教員へのエールをいただいたような1時間となりました。

 【受講者の声】

普段なかなかお伺いすることのできない教育長さんのお話の中から、市政だけでなく教育とのつながりや、我々教育に携わるものがどこへ向かっていけばよいのか、というご示唆をいただき、かけがえのない時間となりました。個人的には、私も同じ高校のOBですので、大変懐かしく聞かせていただきました。ありがとうございました。

 

本市の目指す教育プランをしっかり意識し、松山への愛着を持つ子どもを育てたい。また、教職員が力を発揮できるように、常に一歩前を考えて動きたい。私も前田教育長のように、自信を持って「自分はそうしてきた。」と言える校長になりたい。

 

 一言で子どもたちをやる気にさせたり、逆に傷つけたりすることもあることを改めて考えました。いつも子どもたちが夢と希望を持てるような言葉がけを意識して2学期も取り組みたいと感じました。

 

 第5回目の志成塾は、9月9日(土)「事務管理講座」の予定です

 まだ参加受付可能ですので、希望される先生はまつラボまで御相談ください

盛況!カリキュラム・サポート室

2023年7月21日 13時00分

夏休み初日。

まつラボでも、さっそく朝から研修会が行われています。

そんな中、2階のカリキュラム・サポート室には、研修後や研修の合間の先生方が次々と立ち寄られました。

【松山市立学校教職員の皆様へ】

1学期に気になりながら調べられなかったこと、2学期の授業準備・・。他校の学習指導案を閲覧することもできます。

夏休みにしかできない自己研修に、どうぞお気軽にご利用ください。

図書の貸出・返却は市便でもできるのをご存知ですか?依頼はミライムまたはお電話でどうぞ。

まつラボは、学校閉庁日も含め、平日は夜9時まで、第2・第4土曜日は夕方5時まで開館しています。

ICT支援員さんもより一層スキルアップしています!

2023年7月21日 07時55分

 7月20日(木)、高い専門性をもつ松山市のICT支援員さんですが、この日はまつラボに集まり、研修会を行いました。 

 国際エデュテイメント協会の森先生から、「OPE、MEXCBTとこれからの教育」という内容で、大阪からオンラインで研修をしていただきました。

 松山市の学校に導入されている、学習eポータルである「OPE」や、全国学力・学習状況調査で使用している文部科学省のCBTシステムである「MEXCBT」について、より詳しくなれるよう専門的な研修をしました。

 

 後半は、まつラボ指導主事が模擬授業を行い、「授業」という先生の視点での活用についてロイロノートを操作しながら考えました。

 

さすがICT支援員さん!どの活動も教え合いながらスムーズに操作でき、いろいろな機能についてより一層高い技能を習得していました。 

 このように、ICT支援員さんは学校に訪問するだけではなく、学校をサポートするために、研修を受けながら研鑽しています。今後の支援に生かしてくださればと思います。

初任者研修(宿泊を伴う研修)の下見に行ってきました!

2023年7月20日 07時15分

 8月8日(火)、9日(水)の初任者研修は宿泊を伴う研修で、野外活動センター(レインボーハイランド)で実施します。本研修を担当する指導主事で最終の下見に行ってきました。

 まつラボを出発してすぐに土砂降りの雨が降り始め、到着したレインボーハイランドは霧に包まれていました。これもこれで良い雰囲気ですね

 

 

 ウォークラリーコースに危険箇所がないか等を確認しながら歩きました。どうすれば楽しいウォークラリーになるかを話し合いながら展望台に向かいます。

 

 展望台からの眺めは霧の中でしたが素晴らしいものでした

 

 晴れればより絶景が見られそうです

 

 この研修には様々な目的がありますが、その一つが、実際に子どもたちを連れていく場合にどんな準備が必要か、どんなことに注意する必要があるのかなどを体験的に学ぶことです。

 いずれにせよ、初任者の皆さん、学びを一緒に楽しみましょう 

1学期最後の出前教室!!夏休みにも名句を!!

2023年7月18日 13時45分

 7月11日(火)・12日(水)に味生第二小学校で、7月14日(金)に浅海小学校で青野先生による俳句の出前教室を実施しました

  味生第二小は、子どもたちが育てている夏野菜や花だけでなく、自然が豊富!!2年生は興味津々で青野先生のお話を聞き、吟行に出掛けていきます。子どもたちは、

 「このひまわり、どう?」→「大きい!!」

 「池には何がいるかな?」→「めだか!」「アメンボ!」

と、青野先生とやり取りをする姿も楽しそう!

 その後、全身で感じた俳句の「たね」をもとに俳句作りに挑戦!2年3組では、校長先生・教頭先生も選句者です!

 校長先生賞

「カマキリの 赤ちゃんぎょろり にらめっこ」

 教頭先生賞

「あおばかぜ ちかくにいると ほっとする」

 子どもたちは句のリズムを指折り数えながら、素晴らしい俳句を作りました!

 教室終了後も、多くの子どもたちが青野先生に俳句を見てもらっていました

 

  

 一方、浅海小学校では、全校児童が俳句について勉強します!

 高学年は句会を行うため、事前に一人3句ずつ俳句を考えていました。

  子どもたちは、青野先生から教えてもらったポイントをもとに選句します

 全員賞、図書館支援員さん賞、学級担任の先生賞、校長先生賞・・・と選ばれていきます。

 その後、青野先生はすべての句を推敲!

 子どもたちは推敲されると、「情景が明確に」「洗練された言葉」へと変化し、目を輝かせます

 周りで見ていた先生方は「なるほど・・・」「ほ〜」と感嘆の声!!

 そして、いよいよ青野先生賞の発表です!

 子どもたちは青野先生の動きから目が離せません!!

 浅海小高学年の青野先生賞は・・・

 「いっせいに 首をま上に イルカショー」

 「クロールの 五十メートル かべタッチ」 

 教室終了後は、子どもたちが推敲してもらい、よりよくなった俳句を手に、先生とにっこり記念撮影です!

 

  

  1学期の学びを生かして、「夏休みにはもっと良い俳句を作りたい!」という声がたくさん聞こえてきました

 2学期以降も各校で、子どもも先生も「わくわく」「おもしろい」出前教室を行う予定です

 乞うご期待!!!

わくわく出前教室!お話の世界って楽しいな!

2023年7月12日 08時05分

 7月11日(火)、雄郡小学校で元校長先生の 堀田 優子 先生による読書についての出前教室を行いました

 堀田先生はまつラボで匠塾の講師もしてくださっており、子どもたちだけでなく、先生方も始まる前からわくわく・・・!!

 もちろん雄郡小1年生はにこにこしながら、元気いっぱいで教室に入ってきます!

 しかし、堀田先生は子どもたちを上回る元気で教室がスタート!!

桃から生まれた桃太郎。竹から生まれたかぐや姫。

 私は、田んぼを掘ったら出てきた、堀田優子です」

 子どもたちは先生の自己紹介に大喜び!!

 次に、堀田先生は子どもたちに尋ねます。

「他の太郎や姫のお話を知ってる?」

 子どもたちは我先にと「金太郎!」「浦島太郎!」「白雪姫!「織姫!」と答えます。

 雄郡小の先生も一緒に「力太郎」「三年寝太郎」「眠り姫」と考えます。

 みんなの意見を聞いて、子どもたちからは「こんなにも知らないお話があったんだなぁ・・・」というつぶやきが・・・!!

 続きまして、お話の題名当てクイズ!!

 堀田先生が「お話、出てこ~い!」と言うと・・・

 どこからともなく、「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが・・・」という声。

 子どもたちは「???」

 「声」の主はサプライズゲストのフリーアナウンサー 戒田 節子さんです!

 人魚姫、おばあさん、桃太郎・・・お話の登場人物によって声色が変わります。

 子どもたちは「え~!」「すご~い!!」とびっくり!!

 堀田先生と戒田先生はクイズとともに、次々に「〇〇太郎」「〇〇姫」のお話を紹介します!

 子どもたちはすっかりお話の虜

 最後に夏休みに読みたい本を探すポイントを教えてもらい、子どもたちは目を輝かせて、自分にぴったりの本を探しに図書館へ行きました。

 

 

  子どもたちは、

太郎と姫がいっぱい出てきた。初めて知った太郎や姫もいた。

みんなとお話クイズができて楽しかった。

早く図書館に行きたい!

という感想を発表しました。

 

 新たなお話の世界に触れ、「図書館って楽しいな」と思い、読書に親しむ出前教室となりました

チームワークを考える!! ~第3回松山志成塾~

2023年7月11日 13時00分

 7月8日(土)、 松山志成塾で初めて、サイボウズ株式会社の方を講師としてお招きできました! 執行役員である、ソーシャルデザインラボ所長 中村 龍太 様による「学校経営講座」です。中村先生には、「サイボウズ流『チームワーク経営』」について、オンラインで講義・演習をしていただきました

 前半は、サイボウズという企業のことや、「グループ」と「チーム」のちがい等について、また、サイボウズで行っている「100人100通りの働き方」について教えていただきました。

 後半は、サイボウズが携わられた、学校での働き方改革の例を紹介をしていただき、問題を解決するための演習を行いました。

 サイボウズ流問題解決メソッドでは、自分が問題だと思っていることを書き出し、問題をしっかりと見つめ直し、言語化して整理していきます

 受講した先生方は各自の問題や解決に向けたヒントをワークシートにまとめ、その後、全体で共有しました。中村先生からは「数値を入れると分かりやすい」「問題を分解して考えていくと相手にも伝わりやすい」と、助言していただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中村先生は企業の目線から様々なお話や演習をしてくださり、あっという間の2時間10分間となりました!!

 中村先生の経営講座では、日々の対話(雑談)」や「問題を見つめ直し、理想の状態を共有していくこと」が大切で、これらが「チームワークあふれる学校」につながると教えていただきました!!

 受講した先生方からは、

今回学んだことを若い先生方と共有し、学校現場で実践してみたい。

思考を可視化できるツールに出会えることができ、大変勉強になった。

学校とは異業種の経営に携わる方からの講義で、大変興味深かった。教育目標(理念)の明確化が重要だと改めて感じた。

現実と理想のギャップをどのように埋めていくか、そのための原因を探り、課題を明らかにして取り組むというシステムは学校経営においても活用できるものであり、大変参考になった。

という声が聞かれました。

 子どもたちや先生方のために理想を共有し、チーム学校をつくるための大きな学びとなったようです

  

 第4回目の志成塾は、7月22日(土)前田教育長による「市政講座」です

 随時、参加を受け付けていますので、希望される先生は、まつラボまで御相談ください

教員、そして専門職としての学び~栄養教諭中堅研修Ⅱ~

2023年7月10日 10時15分

 7月7日(金)第2回栄養教諭中堅研修Ⅱを行いました。

 一つ目の内容は、教員に共通的に求められる資質の具体的内容にも挙げられている生徒指導について。

 栄養教諭の職務の中で生徒指導に通ずるところは?

 食に関する課題を抱える児童について、学級担任との連携は?

 二つ目の内容は、特別活動における食育について。

 児童が抱える食に関する課題とは?

 特別活動の中で食育をどう進める? などなど。

 個々で考えつつ、受講者二人+指導主事で意見を交換しつつ、生成AIを活用し、自分たちで考えたものに足りない視点を見付けつつ、学び合いました。

 この他、人権・同和教育や学校安全についての動画による自己研修あり、幅広く視野を広げ、チーム学校の一員としての実践力を高める機会にしてほしいと思います。

  

 

連携のモデルを発信していきます!

2023年7月6日 15時36分

 松山市教育委員会では、愛媛大学教育学部と連携協力し、お互いの施設や人材等を活用しながら、教育実践・教育研究の発展を図るため、様々な事業を行っています。

 学習アシスタント活用支援や運動部の外部指導者派遣、様々な研修や授業への講師相互派遣など、実は多くの場面で大学と連携しています。

 これらの事業についての協議「愛媛大学教育学部・松山市教育委員会連携協力協議会」は年2回実施しており、その第1回目を7月5日(水)に実施し、関係者約30名が集まりました。

 前田教育長から、「20年以上続いているこの連携協力が様々な場面で効果を発揮し、地域の教育振興につながっていることは誇るべきことだ。本市教育の振興のため、全国をリードする意気込みで更なる歩みを共に進めていきたい。」という挨拶があり、協議会はスタートしていきました。

 教育委員会各課から、そして大学から各事業の説明等を行った後は、意見交換です。

「教員を目指す学生が減少しているのではないか?」「大学在学中に、特別支援教育に関する知識技能を磨くことができれば…。」「支援員の数を増やすことはできないだろうか?」など、大学、行政、そして現場である学校と、それぞれの立場で活発な意見が出されました。

 会の最後には、小助川学部長から、「教員不足、採用試験の早期化など、教育現場の変化に対応するためにも、綿密な連携が今後も必要になってくる。しっかりと手を携えて今後も邁進していきたい。」というお話がありました。

 松山市の先生方、そして子どもたちの笑顔につながるような連携協力を、今後も継続していきたいと思います!