センター日記

コミュニティスクールのこれからを考える~第2回管理職研修(校長の部)~

2023年8月28日 14時49分

 8月28日(月)、第2回管理職研修(校長の部)を実施しました。

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 今回の研修テーマは「コミュニティ・スクールのこれから」

 コミュニティ・スクールの目的は、保護者や地域の方々が学校運営に参画することにより、「目標やビジョン」を共有して、社会総がかりで子どもたちの健全育成や学校運営の改善に取り組むことであり、これによって、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができます。

松山市では、コミュニティ・スクールを今後導入していくにあたり、既存の仕組みである学校評議員制度を拡充した、各地域の関係団体の方々で構成する「学校づくり推進協議会」を設置し、地域と学校とが連携・協力して、学校運営を支えていく仕組みである「まつやま型コミュニティ・スクール」の研究を進めています。 

 今回は、まず「まつやま型コミュニティ・スクール」について市教委担当者から説明を行った後、昨年度のモデル校から取組を紹介していただき、各地区での強みや課題等を踏まえ、今後どのように地域とともにある学校づくりを推進していくかについて、協議を行いました。

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 協議の中で、準備を進めている学校からは、

✨地域の人材を効果的に生かしていけると、大きな力になる。

✨まちづくり協議会が、進んで「こっちでやろうわい」と言ってくださることが増えた。

✨公民館やまちづくり協議会の協力が大きい。現在も協力していただいているので、学校教育を行う上で大変助かっている。

✨学校単独では運営が難しいイベントであっても、公民館が協力してくださったり、地元企業も協賛してくださるのでありがたい。

といった意見が出されました。

地域とともにある学校づくりに向けて、今後も各学校は取り組んでいきます。

教職員研修大会 ーこれからの特別支援教育の方向性-

2023年8月26日 08時00分

 8月25日(金)、松山市教職員研修大会を実施しました。

 本大会は、松山市立幼小中学校の教職員や、教育関係者等を対象に毎年実施しています。市内ほとんどの教職員が受講し、学校教育における今日的課題に視点を当ててその解決を目指し、教職員としての資質能力の向上を図ることを目的としています。

 以前は、市民会館で実施していましたが、今回はハイブリッド形式で実施し、まつラボ近隣の学校の先生方は対面で、その他の学校の先生方はオンラインで受講していただきました。

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 今年のテーマは、現場からの要望が最も多かった「通常の学級における特別支援教育」。

 講師に、新潟大学教職大学院教育実践学研究科 教授 長澤 正樹 先生をお迎えし、多様な子どもたちの理解と対応 -事例で考える支援の在り方-」と題して御講演いただきました。長澤先生には、新潟から遠路はるばる松山にお越しいただき、本市の状況を直接御相談し、今後の御支援もお願いすることができました。

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 講演では、発達段階ごとに発達障害等の事例を取り上げ、その特徴や具体的な支援と連携について、分かりやすくお話してくださいました。子どもの問題行動に対する応用行動分析による対応術や、子どもとの対話を通して本人に気付きや自覚を促すことなど、具体的な関わり方をお示しいただきました。

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 (受講者の感想より)

😃具体的な事例をもとに、対処方法等を分かりやすく説明していただけたのが良かったです。それぞれの事例に対して、実際の生徒の顔が浮かんでくる場面もあったので、実際に様々な学校生活の中で、適切に対応していきたいと思いました。

😉児童の特性や問題点を整理・分析し、対応策を考え、実行・評価すること、その児童や保護者との対話を通して具体策を提案することなど、基本的なことをもう一度大切にして支援に当たろうと思いました。「具体的な会話・指示」「視覚支援・気付きと自覚」「自己選択支援」などは、発達障害や多様な特性のある児童に関わらず、すべての児童・生徒に対する指導において有効で、大切にすべきことではないかと思いました。

 本日の御講演や、各校で実施していただいたリフレクションをもとに、多様な子どもたちに対して、2学期からさらに充実した指導や支援を実施していけるよう、学校全体で、そして松山市全体で取り組んで参りましょう✨

さわやかな風 -インターンシップー

2023年8月24日 16時56分

今週は、大学3回生の方が、市の業務を体験しに来られています。

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教職員研修の準備・片付けや、事務作業、広報に関することなど

まつラボの様々な業務を体験していただいています。

実習日誌には、「先生が研修を受けている姿が新鮮で、大人になっても学び続けることは大切だと感じた。」「仕事をするときには相手意識をもつことを心掛けることで自分自身も成長できる。」など、感じられたことをたくさん書いていただき、働くことの大変さややりがいなどを感じていただいているようです。

所員一同、いろいろな手伝いを快く引き受けてくださり、とても助かっています!

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更なる道徳科の推進へ!! ~道徳教育指導者研修~

2023年8月23日 10時42分

 8月22日(火)、令和5年度 道徳教育指導者研修を実施しました。お集まりいただいたのは、主に学校で道徳教育を推進されている先生方です。

 講師として、大学連携セミナー道徳でもお世話になっている広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授 杉田 浩崇 先生をお迎えし、「道徳教育における『深い』学びを探る」と題し、御講義いただきました。

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 杉田先生からは、「なぜ多面的・多角的に考えることが大切なのか」などの道徳科の授業の基本的な考え方や、道徳的価値を自覚した人物や場面などをもとにした価値理解を深めるための発問のつくり方、深い学びを実現するための話合いの質の高め方、道徳科の特性に応じた評価等についてお話していただきました。

 また、演習では『手品師』の教材を用いて、道徳的価値を自覚した場面や中心発問等について話し合いました。『二わのことり』の教材では、「友情」と「思いやり」の違いを考えた上で、授業の展開の仕方について話し合いました。

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 受講した先生方からは、

😀子どもの深い学びにつなげるためには、教師自身が価値内容についての理解を深めておかなければならないという意識を忘れずに授業に臨みたい。

😉教材を用いたグループ協議では、中心発問の違いや価値のとらえ方の難しさを感じた。教師自身が様々な展開を予想しながら、ぶれてはいけないものをしっかりと持って授業を進めていく必要があると思った。

😉「そもそも〇〇とは?」という問いかけから始まり、今回の研修を通して、これまでに学んできたことを初心に戻って学び直すことも多かった。また、自校で若い先生にも教えなくては…と思った。

という感想がありました。

 本日、受講された先生方が道徳教育の要となり、各校の道徳科がさらに活性化されることを期待しています😊✨

教師としての理想的な在り方を様々な観点から学ぶ~中堅研修Ⅰ~

2023年8月22日 17時58分

月21日(月)に第3回中堅研修Ⅰを実施しました。三人の講師をお招きし、それぞれ講義を行っていただきました。

まず最初は、NPO法人こころ塾の菅 奈奈美 先生による「教職員のメンタルヘルス」です。

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特に盛り上がったのは、「認める声浴ワーク」というお互いに褒め合うグループワーク。このワークを行っている間、笑い声や拍手が絶えず起こる空間に!菅先生によると、大人になると褒める立場となり褒められる機会が減るとのこと。先生方も少し恥ずかしがりながらも、とても嬉しそうな表情です。😊

次は、松山市男女共同参画推進センター館長の井藤 留美先生による「無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)と男女共同参画~一人一人の個性や能力をいかんなく発揮できる社会へ~」

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日本社会におけるジェンダー・ギャップの現状について説明をしていただいたあと、議題を提示していただき、グループワークを行いました。

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 発表者の意見を笑顔で聞いている先生、共感の意見や反対の意見を持っている先生、様々な意見が飛び出し、とても盛り上がったグループワークでした。😁

 最後は学校教育課 毛利 美紀指導主事による「児童生徒や保護者との望ましい関わり方」

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 先生と保護者とのやりとりを題材に、先生方に教師役と保護者役をそれぞれ演じていただいた上で、問題点を自分たちで見つけ解決していくというワークです。中には与えられた役割を無類の演技力でこなす演技派も✨

 学校現場での様々な対応をどう行っていくかということを、実際に演じながら課題を見つけ、解決に向けて考え、まるで本当に対応しているかのような緊張感の中、取り組むことができました。

 受講されている先生方のいきいきとした姿が印象的でした!😊😁😃

職域を越えてつながり、学ぶ

2023年8月22日 17時56分

 養護教諭、栄養教諭の中堅研修Ⅱでは、この夏休み、単独で学ぶ時間だけでなく、両者が合同で学んだり、教諭の先生方と学んだりする時間を設けました。

 愛媛大学や人間環境大学、日本赤十字病院などから招いた講師の先生方から、新たな知見を得たり、これまでの実践に対する振り返りをして今後の目標を見付けたり、課題に挑戦したりする機会をいただきました。

 今後も「つどう、つながる、つくりだす」の実現に向けて、いろいろな立場、職域の人とつながる研修を企画したいと思います。

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読み書き困難のある子の気持ちに寄り添って ~課題別実践力向上セミナー~

2023年8月21日 11時27分

 7月の大雨☔で延期していた課題別実践力向上セミナー(特別支援教育)を、8月18日(金)にようやく実施することができました! 

 愛媛大学教育学部教授 苅田 知則 先生を講師に招き、「読み書き困難のある子に対する合理的配慮」というテーマで、講座スタート!

 「これまでに、読み書きに困難があると思われる子どもと関わった先生方は?」との問いに、ほとんどの先生方が挙手!それだけ身近で喫緊の課題だということを感じました。

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 そもそも、子どもたちはどんなところでつまずきを感じているのでしょうか。疑似体験を通して、子どもの気持ちになってみよう!ということで、鏡越しに文字を書いたり迷路をしたり…。「うわー、まっすぐ書けん!」「なんでこんなに書けんの??」思うように書けないもどかしさを体験したことで、「きっと子どもたちはこんな気持ちになっているんだ…。」ということに気付いた先生方。

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 これらの困難に対して、様々なグッズを使った支援を紹介していただいたり、PCのアクセシビリティ機能を実際に使ってみる演習をしたりしました。その中で、特定の子どもだけの支援にするのではなく、どの子にも使えるようにすることで、“この方法だったら書ける”という方法を、子ども自身が選択して決定することが大切だということを苅田先生から教えていただきました。

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😀読み書きに困難のある子どもに対して、PCのアクセシビリティ機能による支援が有効だと分かったので、今後利用、研究してみたいと思いました。

😊集団で生活をしている以上、どうしてもみんなと進度を合わせないといけないが、そうではなく、その児童に合った方法で学習をしていけばよいということが分かってよかったです。

😉読み書きに困難がある子どもの「しんどさ」を疑似体験したことは、今後、子どもたちの気持ちに寄り添う支援の充実を図るために、自分にとっての大きな一歩となりました!

 さっそく、今後の支援に生かしていこうとする前向きな姿がとても素晴らしいですね✨

 夏休みの間に参加できる課題別実践力向上セミナーもまだいくつかありますので、お気軽にご相談ください!

ミシンでソーイング♪ ~課題別実践力向上セミナー~

2023年8月17日 12時21分

 8月18日(金)に課題別実践力向上セミナー「ミシンでソーイング」を実施しました。

 家庭科の実技の中でも苦手な子どもも多い裁縫・・・

 今回は小物づくりをしながら、楽しく裁縫に取り組める方法を体験していただきました!!

 まず、自己紹介を兼ねて、日頃のお悩みを共有します。

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 いよいよ実践です。最初は玉結び・玉どめ

 次に、ミシンの上糸・下糸のかけ方について⭐⭐

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 そして、ミシンを使って縫っていきます。

 直線、四角形、波型、魚の形・・・と、いろいろな形を縫ってミシンと仲良くなっていき、どんどん上達しています😁👍

 最後に、マスターしたミシン縫いを活用して、コースター製作に取り組みます⭐⭐⭐

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 受講されたすべての先生が、オリジナルコースターを完成させました😍

 また、早い方は、発展作品にも挑戦!👌

 お互いにアドバイスしながら、わきあいあいとした雰囲気の中で製作を行っていました😝💕

 自分史上一番上手にできたという先生からは「すごいっ!マスターできた!!」という声も・・・😊

 今後も、魅力的な内容の課題別実践力向上セミナーを実施する予定です。

 随時、受け付けていますので、参加を希望される先生方はまつラボまで御相談ください😊✨

イングリッシュ・デイ2023 開幕!

2023年8月16日 17時43分

 8月16日(水)、ここまつラボで今年度のイングリッシュ・デイ第1弾が行われました。

 普段は、先生方が真面目な顔でやって来られるのですが、いつもと違って今日は、入口もこの通り華やか!

朝から元気いっぱいな子どもたち、ちょっぴり恥ずかしそう子どもたちが続々とやってきてくれました。

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開会行事では、ALTさんたちとのウォームアップのゲームで、緊張もほぐれたでしょうか。

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ALTが企画した8つのブースで、英語を全身で使っての活動はどれも大盛況でした。

それでは、各ブースの様子をご覧ください!

ブース①「R³」

3Rに触れながら「だるまさんが転んだ」を楽しみました。

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ブース②「Operation」

手術ゲームをしながら身体のパーツや位置を表す英語表現に慣れ親しみました。

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 ブース③「Ocean Dive」

英語ですごろくゲームに挑戦です!

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ブース④「SDーGuess!」

単語予想ゲームを通してSDGsについて考えました。

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ブース⑤「Global Game Corner」

世界のいろいろな遊びを教えてもらいました。

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ブース⑥「Guess What?」

食べ物や文房具などのカードゲームを通して、外国の学校生活の様子について学びました。

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ブース⑦「School Lunch Break Down」

給食づくりをしながら、給食の材料についてSDGsの視点で考えました。

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ブース⑧「Let's Cook!」

シェフになって英語でピザづくりです。

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休憩時間もALTさんと交流し、仲良しになりました。

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 参加した小学生の皆さん、クリアボイス、アイコンタクト、スマイル等、Very Good!の活動ができましたね。これからも外国語を使って、いろいろな人とコミュニケーションをする楽しさをたくさん経験してくださいね。

 明後日、北条ふるさと館で行われる第2弾の盛り上がりも楽しみです。

性に関する指導を考える!ー松山市健康教育研修ー

2023年8月15日 17時36分

少し遅くなりましたが、学校閉庁期間前の8月10日(木)の研修の様子をお伝えします。

暑い中でしたが、各校で中心となって健康教育を進められている方にお集まりいただき、松山市健康教育研修を実施しました。

今回の内容は「子どもたちが性のトラブルに巻き込まれないために~ボードゲームを通して考えよう~」です。

 

講師には、性に関する課題を取り上げたボードゲームを開発された一般社団法人ソウレッジ 代表 鶴田 七瀬様をオンラインでお迎えしました。

このボードゲームは、各発達段階における、日常で直面する性の悩みや現代の子どもたちを取り巻く環境など、性に関する課題がマスに書かれているもので、ゲームを進めながらこれらについて学ぶことができるという仕組みになっています。また、途中、講師が用意した性に関する知識や対応を問うクイズ、雑談テーマに対して、熱く意見を出し合いました。

 

研修を通して無知の知に至りましたが、今回の研修が性に関する指導について探求し続ける契機になりますように。そして、目の前にいる子どもたちのよりよい人生に向けて、今、できる支援につながりますように。

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