センター日記

2年目教員の強みと更なる成長に向けて

2023年5月12日 11時44分

 5月11日(木)、第1回松山市2年目研修を実施し、76名の2年目の先生方が参加しました。開講式前には、久しぶりの同期との再会に笑顔が溢れている様子でした。

 まず、コンプライアンスについての講義を行いました。交通事故の防止や体罰・信用失墜行為の絶無などについての講話を通して、公務員として法律を遵守することの重要性を再認識できたようです。

 後半は、2グループに分かれ、「授業でのICT活用」・「2年目教員としての心構え」の講義・演習です。

特に、「授業でのICT活用」では、ロイロノートの共有ノートを活用した授業実践について、グループワークを行いました。協働的な学習を体験し、授業での効果的なICT活用の視点をもつことができていたようです。

 

 参加した先生方からは、

共有ノートを体験する中で、実際に活用したいと思えるものがあったので、授業で実践したい。

ICTをただ使うのではなく、効果的な場面で使うことを意識していきたい。

2年目教員として、目標を考える良い機会となった。

信頼される教員でありたい、という気持ちに今も変わりがないと改めて気付くことができた。

等の感想がありました。

 今回の研修を通して、どんな教員に自分はなりたいかといった、教員としての初心を思い出したり、自分の強みを生かした教育実践やICTを効果的に活用した授業力を伸ばしていこうとする意欲を高めたりすることができたようです。

  2年目の先生方が、明るく元気な姿で子どもたちとともに学ぶことで、更なる飛躍をされることを期待しています。

積極的な生徒指導の充実に向けて~生徒指導主事研修~

2023年5月8日 09時00分

 4月28日(金)、生徒指導主事研修を実施しました。 
 今回は、昨年度の12月に改訂された生徒指導提要の内容をもとに、子どもたちにどのような指導や支援ができるか、グループワークをしながら検討しました。 
 参加した先生方の感想では、「中学校の先生方と校内の課題について様々な視点から情報交流できたことが大きな収穫である。」「長年、生徒指導に携わってきた先輩方からの話を聞くことで幅広い知見を得ることができ、とても有意義な時間となった。」等がありました。 


 

 今回の改定では、「積極的な生徒指導」「生徒指導と教育相談が一体となったチーム支援」等、生徒指導の在り方について、専門的見地から具体的な進め方が示されており、子どもの心理・発達に対する理解や問題の構造的な把握など、教職員の専門性を高めることが重要になってきています。

 今回行ったグループワークの内容は、「まつらぼサポート」でも行っています。校内研修等で生徒指導提要についての理解を深めたいという希望がありましたら、是非御活用ください。 

「ふるさと松山学」に寄付をいただきました!(企業版ふるさと納税)

2023年5月2日 16時09分

 まつラボが推進している、松山の教育研究開発事業「ふるさと松山学」に対して、寄付をいただきました。企業版ふるさと納税です。これは、松山市外に本社がある企業が、寄付で地方公共団体が行う地方創生を応援するというものです。

 松山の子どもたちに地域への愛着や誇り、将来への志をはぐくむ「ふるさと松山学」に、県外の企業の方からも注目していただき、このように応援していただけることを、大変ありがたく思います。

 5月1日(月)、野志市長から感謝状と地方創生パートナー認定証が贈呈されました。 

 今後も、松山の子どもたちのために「ふるさと松山学」を推進していくとともに、市内外の皆さんにも広くふるさと松山の素晴らしさをお伝えできればと思います。

 

「ALTと協働した授業づくり」に向けて

2023年5月1日 09時13分

 4月27日(木)に外国語教育研修【小学校講座】を実施しました。

 松山市では、言語や文化について体験的に理解を深めたり、コミュニケーションを図る素地、基礎となる資質能力を養う外国語教育を目指しています。そのためには、ALTの効果的な活用がカギとなってきます。このことを踏まえ、今年度より、音声による学習が中心となる3、4年生での授業の充実等を図るため、小学校へのALTの訪問回数を増やすこととなりました。

 そこで、この日の研修では、まず、学校教育課の指導主事がALTの活用について方向性を確認する講義を行いました。

 

 続いて、愛媛大学教育学部 教授 池野 修 先生より、演習や協議をたっぷりと含んだ御講義をいただきました。

 

 スモール・トークの演習では、ALTやHRTの話の中に子どもたちが入っていけるようにするためには、子どもたちにどう問い掛けをしながら行うのがよいか、ペアやグループで意見交流をしながら熱心に演習に取り組んでいました。

 講義のまとめで、池野先生より「『協働』がこれからの教育のキーワードの一つですが、ALTとのティーム・ティーチングにおいても、授業プランや振り返りを共有したり、お互いの思いや考えを理解することが大切です。」というお話をいただきました、

 ALTとの打合せの時間の確保が難しい中、池野先生が示してくださった打合せシート(Lesson Plan・授業の振り返り)は、大きなヒントになりそうです。

 参加した先生からは、

「ALTと円滑なコミュニケーションをとり、児童に本物の英語を体験してもらえる授業を実践したい。」

「スモール・トークは、研修を重ねるうちに難しいより楽しいと感じられるようになってきた。ALTと楽しくコミュニケーションを図る姿を見せながら、子どもたちとの会話につなげていきたい。」

「ALTの本音を聞かせていただいたり、Lesson Plan シートを紹介していただいたりとALTの活用について考えることができた時間となった。」

等の感想が聞かれました。

 参加された先生方を中心に、各校でALTと協働した授業が更に充実したものになりますように。 

明日からゴールデンウィーク

2023年4月28日 16時22分

 今週は肌寒い日が続きました。寒暖差があり、体調を崩された方もおられるかもしれません。

 今日は非常にいい天気です。センター駐車場に植えられているアザレアやツツジの花がきれいに咲いています。先生方の学校でもきれいな花がたくさん咲いていることと思います。

 明日からゴールデンウィークです。忙しかった4月ですが、この機会に心身のリフレッシュをして、元気に子供たちを迎えていただきたいと思います。

「交流及び共同学習」について考える ~第1回特別支援教育担当者会~

2023年4月26日 18時30分

 4月25日(火)・26日(水)の2日間、市内小中学校の特別支援学級・通級指導教室を担当している先生方を対象に、第1回特別支援教育担当者会をオンラインで実施しました。

 教育相談の手続きや今年度の研修について説明をした後、グループ協議を行いました。

 テーマは「交流及び共同学習」障がいのある子どもにとっても、障がいのない子どもにとっても、経験を深め、社会性を養い、豊かな人間性を育むとともに、お互いを尊重しあう大切さを学ぶ機会となるもので、とても大きな意義があります。それぞれの学校で取り組んできた実践事例をもとに、交流及び共同学習を進めていく上での成果や課題について、協議を行いました。

 今回の研修では、研修後、各校で実施する「リフレクション」を取り入れ、本研修に参加した先生だけでなく、参加できなかった特別支援教育担当の先生方も交え、自校の交流及び共同学習について話合いをする機会を設定していただくようにしました。25日に参加された先生方の中には、研修後にさっそくリフレクションを行った方もおられ、「こんなことを実践してみよう!」と校内で意識統一をされたようです。

「交流学習の在り方や悩みについて、各学校の先生方の御意見を聞くことができてよかった。」

「通常の学級の子どもと同じに考えるのではなく、その子に合わせたゴールを交流学級の先生にも伝えて、学ばせたいことを明らかにしてから参加させたいと思った。」

という感想があり、各校のこれからの交流及び共同学習に生かしていただけると期待しています!!

 

課題別実践力向上セミナー(ICT活用)~松山市ではこう使う!~

2023年4月25日 10時23分

 4月21日(金)夕方、4月22日(土)午前に課題別実践力向上セミナーを開催しました。

 今回の研修は、「タブレット活用基礎のキソ」です。

 今年度松山市に転任して来られた先生方、現場から離れていて4月から復帰された先生方、タブレット活用の基礎的な内容を学びたい先生方に御参加いただきました。金曜日の夜や土曜日の休日にもかかわらず、子どもたちのためにICTを活用してみようという熱意をもって参加された先生方ばかりでした。

   

 

 

 

 

 

 少人数での研修なので、分からないことがあってもすぐ気軽に質問をしつつ進めることができました。

  まず、ロイロノートの教師側での操作を演習した後、グループで問題を送信して答えてもらうなどの模擬授業的なやり取りをすると、参加者からは笑顔が見られました。

  後半は主にOneDriveの活用方法と注意点など、校務の情報化についても演習を行いました。

   

  授業や校務ですぐに使える基本操作を学ぶことができ、皆さん手ごたえを感じられているようで、「楽しく学べた!」「来てよかった!」などの声が聞かれました。

 今回のようなタブレット活用の基礎講座は、5月13日(土)にも予定しています。少しでもICT活用に不安を感じられている方は、ぜひ御参加ください!

松山の教育に新しい風を!~初任者研修スタート~

2023年4月21日 20時50分

 4月20日(木)、第1回松山市初任者研修を実施し、松山市内の小中学校に勤務することになった68名の新規採用教員が参加しました。

 前田教育長からは、確かな学力の育成を目標に、ICTを活用した授業や特別支援教育、働き方改革やふるさと松山学の推進など、松山市教育委員会が一丸となって取り組む教育活動について話がありました。また、誠意をもち、明るく生き生きと目の前の子どもたちと関わり、子どもから学ぶ姿勢を大切にと、これからの松山の教育を担う先生方へのエールが送られました。

 続いて、初任者一人一人が決意を述べ、
「子どもの心に寄り添うことができる教師を目指します。」
「人と誠実に向き合い、信頼される教師でありたいです。」
と、子どもたちを大切にしながら、明るい未来へ導いていきたいと、気持ちを新たにしていました。

 初任者研修のスタートとなるこの日は、教育公務員としての使命や学習指導の基礎・基本、ふるさと松山学等、松山市の教育を推進していく上で欠かせない内容でした。

 受講した先生方の声をお届けします。
 「今、自分の中に抱いている理想像や決意の気持ちを忘れることなく、向上心をもって学び続けていきたい。」
 「ふるさと松山学の教材について知ったので、明日から子どもたちに紹介してみようと思います。」
 「慣れない環境で周りについていくことに精一杯になっていましたが、先生方や子どもたちとコミュニケーションを取り、感謝の気持ちを忘れないようにしたい。」
 「同期の仲間と会って話せたことで、リフレッシュできました。」
 「これからの研修を積み重ね、自分がどう成長するかが、楽しみです。」

 初任者の先生方は、笑顔と情熱とパワーで松山の教育に新しい風を吹き込んでくれるものと期待しています。
 今後も、まつラボは学校と共に、初任者の先生方を全力で支えていきます!!

凜 ~管理職研修(教頭の部)より~

2023年4月18日 10時45分

  4月17日(月)、第1回管理職研修(教頭の部)を実施しました。

 教育長挨拶の後、今年度より他市町から転入してこられた教頭先生方、昇任された教頭先生方の紹介を行いました。教頭先生方の凜とした返事と挨拶に、担当指導主事もいつにも増して緊張して研修に臨みました。教育長は、数日前からずっと教頭先生お一人お一人のことを気に掛けており、紹介の様子をしっかりと見守っていました。

 この日の主な研修内容は、「教職員の服務管理と教頭の実務」についてです。教職員担当室長より、コーチングの考え方や技法を踏まえ、講義を行いました。教頭として対応が求められる様々な場面について、参加された教頭先生方は、温かい雰囲気の中、熱心に意見交換をされていました。

  

 教頭先生の職務は、学校全体のこと、地域のことと多岐にわたり、お忙しい日々だと思いますが、御自身の健康に御留意いただいただきながら学校を支えていただきますようお願いします。87名の教頭先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

 

「新たな教師の学びの姿」の実現に向けて~第1回松山市管理職研修(校長の部)~

2023年4月14日 14時46分

 4月14日(金)、管理職研修(校長の部)を実施しました。

 この4月1日に改正教育公務員特例法が施行され、「新たな教師の学びの姿」の実現に向けて新たな研修制度がスタートしました。

 学習観の転換が求められ、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向かっているのと同様に、教師の研修観の転換が求められています。そこで、先生方それぞれが、自らの強みや得意分野を再認識し、自律的に学んでいくことができるよう、校長としてどのように助言を行っていくかを協議していただきました。

 

 協議では、校内研修を気軽に行ったり、若手とベテランが手を取り合って研修できる雰囲気をつくっていく。教員免許更新に代わる研修として教員自身のアップデートにつながる研修を校長がコーディネートする。といった意見が出されました。

 今回、まつラボが新たにリニューアルした「松山市の教員として目指す成長目標」、自身を客観視したり対話に活用したりできる「椿チャート」を作成しました。また、各学校に出向いての研修や個別支援を「まつらぼサポート」と一元化して、各校のニーズに対応しやすくしました。これからも松山市の先生方のお役に立てるよう取り組んでいきます。ぜひ御活用ください。