冬休みの宿題をタブレットですることが紹介されました
2021年12月26日 11時39分12月24日(金)、松山市立小中学校では、2学期終業式が行われました。新玉小学校の終業式の様子と合わせて、冬休みの宿題をタブレットですることが紹介されました。ICT支援員が、インタビューの中で、情報モラルについての話をしていますが、冬休みを、家庭でデジタル機器との向き合い方をじっくり考える機会にしていただきたいと考えています。
12月24日(金)、松山市立小中学校では、2学期終業式が行われました。新玉小学校の終業式の様子と合わせて、冬休みの宿題をタブレットですることが紹介されました。ICT支援員が、インタビューの中で、情報モラルについての話をしていますが、冬休みを、家庭でデジタル機器との向き合い方をじっくり考える機会にしていただきたいと考えています。
松山市では、12月1日から、一人一台端末の持ち帰りの試行を始めています。12月20日に、そのことがニュースで紹介されました。リンクをクリックすると、その記事やニュースをご覧いただけます。ぜひ、ご覧ください。
先日、「千の風になって」「この街で」などの名曲を生み出し、芥川賞作家である新井満さんが75歳で御逝去されました。
新井満さんと松山市とのつながりは深く、市内小中学校の子どもたちに歌いつがれている「春や昔」「天主閣」(正岡子規のふるさとシンフォニー)は、子規の俳句に新井満さんが曲をつけてくださったものです。また、「広がれ!ふるさと松山の心」の完成披露イベントにも出席してくださるなど、たくさんの御縁があり、その温かく気さくな人柄にも触れてさせていただきました。
研修センターでは、親交のあった金本房夫先生(当時の研修センター顧問)からいただいた新井満さんの書籍をカリキュラムサポート室やコミュニティスペースに常設したり、満さん本人からいただいた「春や昔」「天主閣」の歌詞の直筆額、「千の風になって」等の色紙を展示しています。
ぜひ、お近くにお越しの際に、お立ち寄りいただき、新井満さんの世界観を感じていただけたらと思います。
12月13日(月)に、おもしろ理科出前を正岡小学校で実施しました。
今回の講師は、清田公典先生です。温泉水も水溶液であることを確認した後、温泉クイズを通して、愛媛県内の温泉を紹介し、子どもたちに、訪れたことがあるかを聞きながら、自分と身近な学習へと誘いました。
温泉についての知識を得た後、実際に清田先生が採取してきた温泉水を使って、実験を行いました。1つ目は、性質を調べる実験で、パックテストを用いて温泉水のpHを調べることで、酸性、中性、アルカリ性の性質を調べました。2つ目は、道後温泉と北条にあるシーパの温泉水を蒸発皿にとり、水を蒸発させるとどうなるか調べました。シーパの方は、塩が析出して、塩化物泉であることが確認できました。
実際に自分たちが行ったことがある温泉と、理科の学習がピッタリと結びついた1日となりました。
12月11日(土)に、大学連携セミナー 道徳編 を実施しました。
今回の内容項目は、【思いやり、感謝】です。今回は、愛媛大学の大学生や院生も参加しており、多様な意見が活発に交わされた研修となりました。
前半は、【思いやり、感謝】について一人一人が考えを巡らせ、その後に班で話し合いました。その後、班ごとに発表を行い、質問をし合って、さらに深い解釈へと進んでいきました。
後半は、「足袋の季節」の教材を基に、中心発問をどこにするのか、どういう授業展開にするのかを考え、熱い議論が展開しました。教材解釈がそれぞれ異なっていることも含め、改めて道徳科には正解がないことを再確認しました。
最後に、広島大学大学院(元愛媛大学)准教授の杉田先生が総括を行い、会を締めくくりました。
多様な考えを共有することで、それぞれの実践へ幅広く還元できると感じた1日となりました。
12月1日から、一人一台端末持ち帰りの試行を開始しました。持ち帰った一人一台端末(または家庭の端末)を活用し、学校と家庭の学びをつないでいくことで、児童生徒ができることが大きく広がります。そのためには、家庭で行う課題(宿題等)の内容が大切です。早速持ち帰りを始めた学校で出された家庭学習を紹介します。
【小学1年生 国語科】
学校から送られてきたカードに、漢字を書いて提出をする書き取り問題です。
【小学3年生 国語科】
教科書の本文を見ながら、同じようにローマ字で入力し、キーボード練習をします。
(著作権に配慮し、本文及び入力した部分を加工しています。)
【小学5年生 算数科】
先生がテスト機能で作成した「まとめテスト」に回答します。入力すると、自動で採点されます。
【小学5年生 家庭科】
整理・整とんに家庭で取り組んだ様子を、写真と言葉でまとめて提出します。
【小学6年生 保健体育科】
授業で学習した救命救急に関する内容の確認テストに取り組み、提出します。
持ち帰りに関する内容を、ホームページに掲載している学校もあります。その中から、いくつかを紹介します。
新玉小学校 児童用タブレットPCに関するページ 及び 掲示板 児童用タブレットPCについて
下へスクロールすると、掲示板があります。ロイロノートで行う健康観察の仕方も掲載されています。
正岡小学校 お知らせ 【一人一台端末の持ち帰り開始について】
帰宅後から登校までの流れが、イラスト入りで分かりやすく示されています。
桑原中学校 タブレット端末を使って~1年生の理科の授業より~
持ち帰りの始まりと授業での活用例が紹介されています。
北条北中学校 12月2日(木)タブレットの持ち帰りが始まっています
うれしそうな顔で持ち帰る様子が紹介されています。
大学連携セミナー(中学校・外国語編)・全3回が12月3日に終了しました。この講座では、愛媛大学教育学部の立松大祐先生から、「リテラチャー・サークル」という、生徒主導で話合い活動を進める言語活動の在り方について演習を中心とした御講義をいただきました。
小学校の先生も参加し、小中連携の視点からも情報交換をすることができ、今後の授業づくりに役立てたいという感想が聞かれました。
2月のセンターフェスタでは、東中学校で、この「リテラチャー・サークル」を取り入れた1年生の英語の授業を公開する予定です。
11月24日(水)に、愛媛大学の三浦和尚先生と久枝小学校の鵜久森まゆみ先生をお迎えして、大学連携セミナー(国語編 第2回)を行いました。
三浦和尚先生に、「今日の書写指導を求めて」というテーマで、育てたい子ども像や書写教育について御講話いただき、三輪田米山の魅力についても語っていただきました。
久枝小学校の鵜久森まゆみ先生には、「語ろう!国語」というテーマで、「ふるさと松山学」や教材の活用について御講義いただき、タブレットを使った俳句創作指導や鑑賞指導についても教えていただきました。
11月25日(木)に、八坂小学校でおもしろ理科出前教室を実施しました。
今回は、立石康先生をお招きして、「大地は動く?」という課題に対して、様々な角度から考えを深めました。
最初に、「軽石」を示し、「これは何か?」という問いでスタートしました。「今話題である」というヒントで、一斉に手が挙がりました。軽石の発生源である海底火山から、プレートの移動に考えを深め、プレートの境界線で地震が発生することを学びました。
また、立体模型を作成し、時代ごとの大陸が現れ、移動していっていることを体感しました。その中で、インドプレートとユーラシアプレートの境界線にあるネパールでは、アンモナイトの化石が採れることから、昔は海だったこと、そして、アンモナイトは中生代を示す示準化石であることを学び、レプリカも作成しました。
最後に、地震によって起きる液状化現象の実験も行い、振動を加え、水が浮き出てくると歓声があがり、密度の低い物質が上方に移動することを実感を伴って学ぶことができました。
子どもたちは、高度な内容にも対応し、ニュースで見た内容が学びに結びついた1日となりました。
11月17日(水)・18日(木)、中堅研修Ⅰと初任者研修を合同で行いました。
今回の研修は、中堅研修Ⅰの先生が各校で行ってきた実践研究の発表を、初任者の先生が聞き、共に協議する研修でした。中堅研修Ⅰの先生はメンターとしての役割を担うこと、初任者の先生は自分の授業力向上に生かすことが目的です。それぞれの立場から、学校現場での取組を振り返ったり、これからの授業づくりを考えたりすることができました。特に授業でのICTの効果的な活用や、子どもたちとの関わりについて、熱心に協議をする姿が見られました。
その後、中堅研修Ⅰの先生は、「これからの組織貢献に向けて」というテーマで、講師であるお二人の校長先生のお話を聞きました。「学校にとって自分はどんな存在ですか」、「理想とするミドルリーダーとは」という質問を通して、受講者自身が組織貢献のための目標をもつことができました。
また、初任者の先生は、「研修の振り返りと今後の展望」というテーマで協議を行いました。中堅研修Ⅰの発表を受けて、自分たちのこれまでの授業や学級経営を振り返ったり、悩みを相談したりして、互いに刺激を受けるとともに、初任者同士のつながり、同期の絆の大切さを実感していました。明日からの活力になった、という声も聞こえ、今後の教育活動に向けて気持ちを新たにしていました。